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過重労働予防のための対策

みなさん、こんばんは。

愛原夢音です♪

 

今回は、「過重労働の予防のために行われている対策」についてです。

 

 

過重労働が及ぼす心身の影響と予防のポイント、

メタボリックシンドロームについて書いていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

この記事はこんな方におすすめ!

過重労働とメンタルヘルスの関係

 

近年は労働環境の変化に伴い、

長時間労働が発生しやすくなっています。

 

過重労働による健康障害は、

労働者の心と体の両方に悪影響を及ぼします。

 

 

長時間労働と過剰なストレスによる肉体的疾患の流れ

 

                                          自律神経系内分泌系を刺激  

                    

        交感神経を活性化  

                    

               アドレナリンノルアドレナリンを分泌

 

                   

                    血圧 上昇
                  血糖値上昇
 

                   

                    高血圧症
                  高脂血症
                  糖尿病
 

過重労働対策として事業者が行うべきこととは?

 

 

過重労働の対策として事業者が行うべきことは、

どのようなものなのかをみていきましょう!

 

長時間労働自体は、労働者がコントロールできるものではない

 

過重労働(長時間労働)は、

労働者自身ではコントロールできない職場特有の健康障害因子です。

 

長い期間過重労働が続けば、

心身に健康障害を引き起こすことにもなりかねません。

 

 

過重労働対策 4つのポイント

 

厚生労働省は「過重労働による健康障害を防止するため事業者が講ずべき措置」*1で、事業者の行うべき対策として以下の4点を挙げています。

 

  1. 時間外・休日労働時間の削減
  2. 年次有給休暇の取得促進
  3. 労働時間などの設定の改善
  4. 労働者の健康管理に係る措置の徹底

 

 

 

過重労働とメタボリックシンドローム

 

メタボリックシンドロームとは?

 

メタボリックシンドロームとは、

腹部の内臓に脂肪が蓄積した内臓脂肪型肥満の状態

高血糖、高血圧、脂質異常のうち2つ以上を併せ持った状態のことを指します。

 

 

その基準や概念を理解し、動脈硬化などの循環器疾患を予防していくことは

脳・心臓血管疾患の労働災害を防止するために非常に重要となります。

 

 

メタボリックシンドロームの診断基準

 

メタボリックシンドロームの診断基準は、以下のようになっています。

 

  内臓脂肪蓄積  
  エスト周囲径

男性:85㎝以上
女性:90㎝以上

(内臓脂肪面積100平方㎝以上に相当)
 

 

                     +  下から2項目以上

 

  血清脂質異常  
  トリグリセリド値
150㎎/dL以上

HDLコレステロール
40㎎/dL未満

のいずれか、または両方
 
  血圧高値  
  最高(収縮期)血圧
130㎜Hg以上

最低(拡張期)血圧
85㎜Hg以上

のいずれか、または両方
 
  高血糖  
  空腹時血糖値
110㎎/dL以上
 

特定検診・特定保健指導

 

特定検診・特定保健指導は、医療費の適正化を目指して

2008年4月から始まった制度です。

 

 

どんな制度なのか、詳しく見ていきましょう。

 

 

特定検診とは?

 

特定検診(特定健康診査)は、

40~74歳を対象にメタボリックシンドロームを抽出する健康診査で、

生活習慣病の予防を目的としています。

 

 

 

特定保健指導とは?

 

特定保健指導は、特定健診の結果からリスクの程度に応じて

「動機付け支援」と「積極的支援」の2つのグループに分類し、

行政が対象者の生活習慣を見直すための個別のサポートを行うものです。

 

 

※職場の一般的な「定期健康診断」は労働安全衛生法によるものですが、

特定健診(特定健康診査)」は高齢者医療確保法によるものです。

 

 

 

 

まとめ

◎過重労働による負荷は自律神経系及び内分泌系を刺激し、

 交感神経を活発化させ、アドレナリンやノルアドレナリンの分泌を促進する

 

メタボリックシンドロームの診断には、腹囲を使用する

*1:2011年に一部改正