ストレス軽減に必要不可欠なソーシャルサポートとは
みなさん、こんばんは。
愛原 夢音です♪
今回は、ストレスの軽減に欠かせない「ソーシャルサポート」についてです。
ソーシャルサポートの種類と、
ソーシャルサポートを選択する際のポイントについても書いていきたいと思います。
この記事はこんな方におすすめ!
4つのソーシャルサポートがストレスを軽減する
ソーシャルサポートとは?
ストレス軽減には、自らの対処だけでなく周囲からのサポートも必要です。
この周囲からのサポートを、ソーシャルサポート(社会的支援)といいます。
ソーシャルサポートがあると、ストレス予防のための対処の効果も高まります。
4つのソーシャルサポートは、以下の通りとなっています。
ソーシャルサポート | 内容 | 具体例 |
情緒的 サポート (情緒的安定) |
気分を安定させ、 「やる気」を起こさせる |
受容、傾聴、周りからの声かけ、 慰める、励ます、見守る |
情報的 サポート (間接的支援) |
問題解決に有効な情報を与える |
必要な知識を与える、助言する、 研修を行う、専門家の紹介 |
道具的 サポート (直接的支援) |
問題解決のための手助けを行う |
協力して処理する、 効率化を図るための処置をとる、 |
評価的 サポート (心理的安定) |
仕事や業績について適切に評価をする |
努力を評価する、褒める、適切な人事考課、 仕事のフィードバック |
ソーシャルサポートを適切に活用するポイント
ソーシャルサポートを適切に使うためには、以下の3点がポイントになります。
- 偏ったサポートではなく、4種類を織り交ぜた包括的なサポートを心がける
- 個人の主体的な問題解決への努力を失わせないサポートを心がける
- 一方的なサポートにならないよう心がける
効果的なサポートとはどういうものか
ソーシャルサポートは与える側の認識だけでなく、
受ける側(従業員)の状況や適性にあったサポートが求められます。
各ケースについて検討してみましょう。
◇適応状態が良好で、今の仕事に適性がある場合
【状況】 状態を検証。 最終的に疲弊し死に至る可能性も |
【サポート】 ・評価的サポートによる努力への評価を行う ・情緒的・道具的サポートによる業務支援を実施する ・情緒的サポートによる励ましに偏らないよう注意する |
◇適応状態に問題はないが、最近元気がなく反応が鈍ってきた場合
【状況】 |
【サポート】 安心感を与える 仕事のペースダウンの必要性を伝達する 道具的サポートを提供する |
◇適応状態が悪化してきた場合
【状況】 燃え尽きの可能性あり 過去の適応状態を検討し、以前は良好だった場合は即サポートが必要。 |
【サポート】 良好でない場合は 道具的サポートに より配置転換を 検討する 適応努力への評価を する 伝達する |
※職務別に見ると、営業は情緒的サポート、事務は道具的サポート、
生産は評価的サポートの効果が高いです。
まとめ
◎ソーシャルサポートには4種類あり、そのうち「道具的サポート」は
問題解決のための直接的な支援を与える方法とされている
◎サポートを与える側は、双方向のサポートを心がける
◎ソーシャルサポートは、与えられる側の状況や適性を考慮したサポートが求められ、
ケースごとの検証が大切である
◎適応状態に問題はないが、最近元気がなく反応が鈍ってきた場合、
その対象者は「不適応状態」に陥る可能性がある