メンタルヘルス不調予防の対策とは?
みなさん、こんばんは。
愛原夢音です♪
今回は、「早期対応の重要性」についてです。
事業者が取り組むべき対策と、
メンタルへルス不調の早期対応で気をつけることについて書いていこうと思います。
この記事はこんな方におすすめ!
メンタルヘルス不調を予防するために
過重労働や不調を予防するきっかけとして、
メンタルヘルス不調に至る従業員が増加しています。
予防のためには、次のような工夫をするとよいとされています。
メンタルヘルス不調予防の対策
①自分で残業時間の限度を決めて、その範囲を守るようにする
②1週間に最低1日の休日を確保する
③業務の進捗状況を把握して、週末は休みを取るようにするなど
メリハリのある生活を心がける
ストレス状態に気づくことが、メンタルヘルス不調の早期発見につながる
発症の状態が第三者にはわかりにくいという特徴があります。
ストレスに気づくことができればそれに対処する行動が取れるので、
まずは自分のストレス状態に気がつくことが肝要です。
メンタルヘルスの初期段階には、次のような特徴があります。
①一時的な心理的反応なのか、すでに病的なレベルの問題になっているのか、
重症度の判断がつきにくい
②人によって、ストレスの現れ方が異なる。
「気分が沈む」「やる気にならない」などの心理面に現れる人、
微熱、腰痛、食欲不振などの身体面に出る人など、様々である
③本来は本人が最初に不調に気付くはずだが、
本人の判断力が低下していると、第三者の指摘で初めて気づくことがある
心身の不調を感じたらやるべきこと
心身の不調を感じたら、次のような対応をしましょう。
①ストレスの原因について考える。
事実を客観的に分析し、自分の心身の不調との関係を整理してみる。
②体調の回復を優先して、問題の解決に取り組む。
③メンタルヘルス不調の問題は、独力で対処できないことが多いので周囲に相談する。
自発的に相談する行為自体が問題解決のきっかけとなる。
④友人や家族、職場の同僚、産業医など、第三者に協力を求める。
⑤不調の背景には個人の既往歴や、性格傾向、家族の状況などが絡むことが多いので、
安易な自己判断はしない。
事業場内システムを整備して、早期に対応する
事業者が労働者の健康管理について真っ先に取り組むべきなのは、
産業保健スタッフの選任と、健康診断・保健指導の適切な実行です。
具体的には、
定期健康診断、深夜残業などの特定業務従事者への6ヵ月以内ごとの健診、
過重労働者やストレスチェックの結果による医師面接の実施などを行うことで、
体調不良の早期発見につながります。
また、こうしたシステム化により労働者と産業保健スタッフの接点が増え、
信頼関係ができることも、相談しやすさの向上などにつながります。
職場にはもともと、日常の人間関係を通じて管理監督者が労働者の体調不良に
気付くシステムがあります。
上記の健診などはそれを補完する早期発見システムといえます。
まとめ
◎メンタルヘルス不調の初期症状は、身体面ではなく心理面に現れる人もいる
◎メンタルヘルス不調の多くは、自力で解決できないので周囲の助けが必要
◎深夜残業を含む業務に常時従事する労働者に対しては、
6ヵ月以内ごとに1回の健康診断の実施が必要である