セルフケアのポイントとコミュニケーション
みなさん、こんばんは。
愛原夢音です♪
今回は、「自発的な相談の重要性」についてです。
この記事はこんな方におすすめ!
コミュニケーションにはどんな種類があるのかと、
内的コミュニケーションについて書いていこうと思います。
セルフケアの3つのポイント
身体の健康管理と同様に、心の健康管理(セルフケア)も重要です。
セルフケアのポイントとして、次の点が挙げられます。
①自分の心の健康状態に関心を持ち、ストレスに早目に気付いて対処する
②自分にあったストレスのセルフコントロール方法を身につける
③過剰なストレスに気がついたら、身近な人(同僚、上司、家族など)や
専門家に早目に相談する
相談する相手について迷った時には、まずは社内で信頼できる人(上司、同僚)や
事業場内の産業保健スタッフ(産業医や看護職など)に相談すれば、
必要な情報や助言が得られます。
事業場外に専門の相談窓口がある場合は、直接相談することもできます。
言語的コミュニケーションと非言語的コミュニケーション
コミュニケーションの9割以上が非言語的情報
社会で生きていく上で必要なソーシャルスキルの一つが、コミュニケーションです。
コミュニケーションは、人格形成に役立ちセルフケアの能力を高めます。
コミュニケーションには、「言語的コミュニケーション」と
「非言語的コミュニケーション」(言葉以外の表情、態度、身振りなど)があります。
皆さんも、一度は聞いたことがあるかと思います。
心理学者のメラビアンは、
日常のコミュニケーションでは、話の内容などの言語的情報は7%しか占めておらず、93%は表情や声の調子などの非言語的情報であると述べています。
人と話をする際は言葉だけでなく、話し方や表情などの
状況に合わせた態度を取ることが重要です。
コミュニケーションは、他者と行うだけじゃない
内的コミュニケーションとは?
コミュニケーションには、他者とのコミュニケーションだけでなく
自分自身の中で問題解決を行う「内的コミュニケーション」もあります。
今までの対処行動でうまくいかない「問題的状況」に直面した時に、
自分で自分に問いかける内省的思考により
新たな問題解決策を発見することができます。
この際にカウンセリングを利用すると、
内省的思考が促進されてスムーズに問題が解決できることがあります。
職場でのコミュニケーション
職場で良い人間関係を築くことがストレスを減少させるカギ
厚生労働省「労働者健康状況調査」(2012年)によると、
「仕事や職業生活に関する強い不安・悩み、ストレスがある」と答えた
労働者の割合は約6割(60.9%)でした。
その悩みの内容で最も多かったのは、「職場の人間関係の問題」(41.3%)です。
職場のストレスを減らすには、職場の良好な人間関係を保つことが重要です。
職場という公共の場では、
一人ひとりが状況や役割に応じたコミュニケーションを取ることが期待されます。
職場での個人的な対立は、当事者間のコミュニケーションがうまく
行われなかったことが原因になることがあります。
しかし、周囲の人間と良好な人間関係が維持できれば
いざという時に支え合えるサポートネットワークとなり、
ストレスの緩和や予防に役立ちます。
まとめ
◎誰に相談するか迷った時には、まず社内の信頼できる人や
産業保健スタッフに相談すると良い
◎職場は公共の場なので、状況や役割に応じたコミュニケーションを
取ることが望ましい
◎コミュニケーションには、他者と行うコミュニケーション以外に
自分自身の中で問題解決を行う「内的コミュニケーション」がある
◎日常的なコミュニケーションでは、相手の話している内容や言葉遣いだけでなく
表情や身振りなどの非言語的な面も大切である