帳簿の記入⑦受取手形記入帳/支払手形記入帳
みなさん、こんばんは。
愛原 夢音です♪
今回は、「受取手形記入帳と支払手形記入帳」の記入方法についてです!
ユメノ店では、手形による取引もあるので
受取手形記入帳と支払手形記入帳にも記入することにしました。
どのように記入するのか見ていきましょう。
受取手形記入帳
受取手形記入帳の形式と記入例を示すと、次のようになります。
平成 ×年 |
手形 種類 |
手形 番号 |
摘要 | 支払人 | 振出人 | 振出日 | 満期日 | 支払場所 | 手形金額 | てん末 | ||||||
または | 月 | 日 | 月 | 日 | 月 | 日 | 摘要 | |||||||||
裏書人 | ||||||||||||||||
A | 10月3日 | 約手 | 12 | 売上 | カグヤ店 | カグヤ店 | 10 | 3 | 12 | 3 | 南西銀行 | 200 | 12 | 3 | 入金 | B |
C | 11月4日 | 約手 | 28 | 売掛金 | スマイル店 | カグヤ店 | 11 | 4 | 1 | 4 | 東西銀行 | 300 | 12 | 5 | 割引 | D |
・手形の種類…受け取った手形が約束手形であれば、「約手」と記入
・摘要欄…仕訳の相手科目を記入
・支払人…手形の代金の支払人を記入
・振出人または裏書人…手形の振出人または裏書人を記入
・てん末欄…手形が最後にどうなったのか記入
10月3日の取引:A
カグヤ店に商品200円を売り上げ、代金は
同店振出の約束手形(No.12、満期日12月3日、支払場所:南西銀行)で受け取った。
(受取手形)200 (売上)200
12月3日の取引:B
No.12の約束手形200円が決済され、当座預金口座に入金された。
※減少取引はてん末欄に記入
11月4日の取引:C
カグヤ店の売掛金300円について、
スマイル商店振出の約束手形(No.28、満期日1月4日、支払場所:東西銀行)を
裏書譲渡された。
12月5日の取引:D
No.28の約束手形300円を銀行で割り引き、
割り引き料10円を差し引いた残高を当座預金とした。
(手形売却損)10
※減少取引はてん末欄に記入
支払手形記入帳
支払手形記入帳は、支払手形の明細を記録する帳簿です。
以下のような取引があった場合、
支払手形記入帳の形式と記入例を示すと、次のようになります。
平成 ×年 |
手形 種類 |
手形 番号 |
摘要 | 受取人 | 振出日 | 満期日 | 支払場所 | 手形金額 | てん末 | |||||||
振出人 | 月 | 日 | 月 | 日 | 月 | 日 | 摘要 | |||||||||
A | 10月9日 | 約手 | 31 | 仕入 | ホワイト店 | カグヤ店 | 10 | 9 | 12 | 9 | 東西銀行 | 400 | 12 | 9 | 支払 | B |
・受取人…手形の代金の受取人を記入
・振出人…手形の振出人を記入
・てん末欄…手形が最後にどうなったのかを記入
10月9日の取引:A
ホワイト店から商品400円を仕入れ、代金は
約束手形(No.31、満期日12月9日、支払場所:東西銀行)を振り出して渡した。
(仕入) 400 (支払手形)400
12月9日の取引:B
No.31の約束手形400円が決済され、当座預金口座から支払われた。
(支払手形) 400 (当座預金) 400
※減少取引はてん末欄に記入
帳簿の記入については、今回が最後となります。
次回は、帳簿のまとめを書いていこうと思います。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました!
次回もお楽しみに…♪