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クリエイティブ業界から熱視線!今話題のイラストレーター

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みなさん、こんばんは。

愛原 夢音です♪

 

今回のユメノのラジオde新発見!は、ドリームハートから。

ゲストは、最近注目を集めているShiomi Wadaさんです。

 

 

 

 

 

木村カエラ大原櫻子などの人気アーティストグッズのデザイン、

カフェやショップなどの壁面デザインをしている、Shiomiさん。

 

人物や動物などの絵を唯一無二のタッチで表現。

 

「東京ブレックファーストクラブ」という小さなカフェで

よく仕事をなさっているそうです。

 

 

ドリームハートのパーソナリティーを務める茂木さんも

Shiomiさんの公式インスタグラムのイラストを大絶賛していました。

 

趣味のイラストが生きる糧に

 

クリエイティブ業界で大変注目を集めている

Shiomiさんのプロフィールを、ここで簡単にご紹介します。

 

Shiomiさんは、1991年の東京生まれ。

2013年にはイギリスに留学されています。

 

多摩川大学芸術学部卒業後、趣味でやっていたイラストが

業界の人の目に留まり、現在東京で活動しています。

 

ちょっとしたことがきっかけで、人生が変わる

それがまさに、Shiomiさんに起こったわけですね。

 

Shiomiさんのイラストは、

音楽業界やファッション業界を中心に注目を集めています

 

Shiomiさんが通っていたこの大学は、芸術大学ではなく総合大学だったため

広く浅く、いろいろなことを学びました。

 

経済や心理学の単位も履修しなければならなかったそうです。

 

 

アーティスト願望皆無⁉その理由とは

 

芸術大学に行く人は、アーティスト希望の人が多いです。

しかしShiomiさんは違いました。

 

アーティストになりたいと思ってなれるものではないと思っていた」。

 

と、Shiomiさんはそう仰っていました。

 

そうはっきり言い切れるのは、すごいことだと思います。

もしかしたら、そこまでの覚悟と自信が持てなかったのかもしれません。

 

 

そんなShiomiさんが芸術を学んでいたのは、好きだったから。

好きだから、学ぶ。それが芸術を学ぶ理由でした。

 

人に絵を見せることすら抵抗があったというから、驚きです。

 

 

 

確立された世界観は、留学の影響を受けている?

 

 

Shiomiさんは2013年にイギリスに留学されています。

 

アートで留学といえば、ロンドン。

ここからは、Shiomiさんの留学先での思い出について書いていきます。

 

 

留学先の田舎まち

 

Shiomiさんは、ずっとロンドンに行きたかったそうです。

しかし、ロンドンは高い。

 

ロンドン行きは断念し、ルイスという田舎まちへ。

もちろん、田舎なのでロンドンより遥かに安いです。

 

ルイスは、ブライトンからさらに電車で20分ほどのところにあり

ロンドンまでは1時間という距離です。

 

節約しながら貯めたアルバイトのお金で、ルイスを訪れたShiomiさん。

ルイスに行こうと思ったそもそものきっかけは、何だったのでしょうか?

 

 

イギリスへの思いを強くしたロンドン研修

 

大学在学中に、1ヵ月だけロンドンで研修がありました。

季節は、夏。

 

その研修で初めてイギリスを訪れ、

また行きたいという思いが強くなったそう。

 

返って田舎の方がよかった、とも仰っていました。

 

田舎まちは田舎まちなりの良さや味がありますよね。

レトロ感を味わうことができたり、

都市では感じることのなかった風情を楽しむことができたり…

 

時間がゆったりと流れていて、

せわしない日常を忘れさせてくれるような、そんな感覚。

 

みなさんも、帰省した際に感じることがありませんか?

 

時間を気にせず、ゆったりと、澄んだ空気を吸いながら

心も体もリフレッシュできるような充実感

 

田舎は確かに、都市から比べると不便です。

 

でも、のどかな風景から見えてくることは

きっと忙しい日常では気付くことすらできないこと、なのかもしれません。

 

 

Shiomiさんがロンドン研修に行った目的。

それは、語学を学ぶためでした。

 

語学の授業と週に2回のアートコースを取り、

そのあとはただ時間が過ぎるのを待つだけ…だったそうです。

 

Shomiさんのイラストは英語の使い方が印象的で、

それには留学が影響していることは言うまでもありません。

 

留学して見聞きしたことを、作品の創作に活かしているのだと思います。

留学の経験からインスパイアされた”何か”があるのではないでしょうか。

 

無意識なカラフル

 

Shiomiさんのイラストはカラフルさが特徴です。

 

意識してカラフルにしているわけではなく

”気付いたら、カラフルになっている”そうです。

 

気付けば、カラフル。

 

ネガティブな人だと、気持ちが暗いからなのか

どうしても暗い色を選びがちです。

 

しかし、明るい人やポジティブな人は決まって明るい色を選びます。

 意識の有無に関わらず、です。

 

ですから、Shiomiさんはきっとポジティブな人なんだろうと思います。

 

 

研ぎ澄ます感覚

 

 

Shiomiさんは、イラストを描くときアクリル絵の具を使用しています。

 

木の板に書くことが好きで、

キャンバスになる前の板に描くのがお気に入りなんだとか。

 

別の紙に下書きしたものをそのまま描くこともあれば、

下書きを描かなかったりと感覚に任せて描いているそうですよ。

 

デッサンが上手くないおかげで、逆に

あまり綺麗ではない線が描けるとも仰っていました。

 

発想の転換次第で、欠点も強みに変えることができるということですね

 

ピカソは、

「ずっと子供のように描けたら最高だ」と言っていたそうです。

 

Shiomiさんは、まさにそれができているわけです。

 

Shiomiさんのイラストは、人物もよく描かれています。

この人たちは、実在する人物なのか、それとも空想の人物なのか。

 

答えは、両方とも、です。

 

 

Shiomiさんが描く人物には、イメージしている人がいたり、

空想の人物だったりするようです。

 

知り合いや友達ではなく、

「あのとき駅に座っていたちょっと変な人」などを

思い出して書くこともあるといいます。

 

 

アーティストは、自らの感覚を大切にしているという印象を受けます。

自由さも、他の人より強いのではないでしょうか。

 

 

姉妹そろって…

 

Shiori Wadaさんの姉、Sayori Wadaさんも、同じ業界で活躍されています。

 

4,5年前に活動の拠点を東京から海外に移したSayoriさんは、

現在スイスで活動中です。

 

幼少期のShiomiさんとSayoriさんは仲が非常に悪く、

髪を引っ張り合ったり、喧嘩も日常茶飯事でした。

 

しかし、大人になるにつれて距離はだんだんと縮まり、

関係は良好になりました。

 

5つ年上のSayoriさんから、アート作品に対するアドバイス

もらうこともあるそうです。

 

互いの作品に関してコメントを言い合ったりするなど、

互いに切磋琢磨していることがうかがえます。

 

そんな、東京でたくさんの仕事をしていたSayoriさん。

全てを投げ打って、突然海外に行ってしまいます

 

最初はベルリンで活動していましたが、

現在はスイスでゼロからのスタートを切りました

 

東京で活動していたときと違い、スイスにはSayoriさんを

知っている人がほとんどいないので、本当に「ゼロからのスタート」です。

 

最近は、スイスの人と国際結婚をなさったばかりなんだとか。

 

安定より変化を求める傾向が強いのが、

アーティストなのではないかと思います。

 

アーティスト願望が強い人なら、尚更。

 

全てを投げ出してでも手に入れたい”何か”が、

そこにはあったのではないかと。

 

全くのゼロからスタートするということは、

とても勇気がいることですし

なかなか決断にまで至らないですよね。

 

仕事がたくさん舞い込んできて充実しているにも関わらず、

突然海外に行ってしまった。

 

その決断を下すことができたのは、強い信念があるからに他なりません。

 

 

Sayoriさんはとても大きなイラストを描くことができて、

自分はとてもかなわない、というShiomiさん。

 

Sayoriさんにライバル心を抱くことはなかったといいます。

 

あまりにも何もしないので、それを見かねたSayoriさんが

業界の人にShiomiさんを紹介することもあったほど。

 

Shiomiさんの公式インスタグラムを見て頂けるとわかると思いますが、

Shiomiさんのインスタグラムは、完全なる作品集です。

 

本人曰く、「自然とそうなった」そうですが

なかなかできることではありませんよね。

 

気付いたら出来上がっていた、というのは…

 

自分なりに、「落書きみたいもの」でも気に入ったものは

載せてしまうと話すShiomiさん。

 

作品のバラエティーや構図、モチーフ、色使いが多彩

 

それが、茂木健一郎さんもオススメするポイントです。

 

下書きやアイデアが湧いたりするときはカフェで描き、

絵の具で描くときは家で作業を行います。

 

描いた作品で、展示しても売れなかったものは

重なって段ボールの中に入っているのだとか。

 

Sayoriさんの紹介のおかげで、イラストレーターとしての道を

進むことができたShiomiさん。

 

今後の活躍にも、ますます期待が高まりそうです。