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あなたの知らない意外な真実~夏の暑さ編~

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みなさん、こんばんは。

愛原 夢音です♪

 

今回は、西山美食話から。

夏の暑さを乗り切る方法などを中心にお伝えしていきます!

 

 

 

 

 

空一面の日傘で涼を運ぶ アンブレラスカイプロジェクト

 

照りつける日差しに有効な日傘。

猛暑の日は、傘がつくる日陰にホッとしますよね。

 

ポルトガルの夏は、日本ほど湿度は高くないものの

かなり高温になります。

 

気付かないうちに体の水分を奪われ、

熱中症にかかりやすくなってしまいます

 

そんなポルトガルで生まれたのが、アンブレラスカイプロジェクトです。

 

 

このアンブレラスカイプロジェクトとは、どのようなものなのか。

 

町の中にあるアーケイドの天井にワイヤーを通し、

そこにカラフルな傘をたくさんぶら下げる

 

これが、アンブレラスカイプロジェクトです。

 

商店街を歩きながら空を見上げると、

色鮮やかな傘が一面の空を覆っています

 

それはまるで、町全体が大きな花で

包まれているような幻想的な光景です。

 

日差しを和らげ、涼を運んでくれる傘を利用して

町を華やかに飾りながら熱中症対策にも一役買う。

 

素敵なプロジェクトですよね。

 

 

カレーを食べると涼しくなる?

 

夏に食べたくなるスパイシーなカレー。

 

みなさんは、もう召し上がりましたか?

 

辛みのあるスパイスを食べると、交感神経が興奮し血流が増えます

血流が増えると、皮膚から熱が逃げやすくなります

 

熱が逃げやすくなると涼しく感じるので、

スパイスを夏に摂取することは、理にかなっているんです。

 

 

スパイスを使うようになったのはいつから?

 

スパイスを使うようになったのは、いつからだったのでしょうか?

 

 

みなさんは、わかりますか?

 

 

実は、スパイスを使うようになったのは

旧石器時代あたりといわれています。

 

最古の記述は…

紀元前34年頃のメソポタミア文明医学書だったというから、驚きです。

 

そんなに昔から、スパイスは使われていたんですね。

 

 

ニンニクはピラミッドを建設する労働者に、

クミンやシナモンはミイラの防腐剤として使用されていました。

 

 

スパイスが持つ作用と効果

 

スパイスの効用には、主に4つの効用があります。

 

1つ目は、香りをつける作用

2つ目は、辛みや甘みをつける作用

3つ目は、色を付ける作用

4つ目は、くさみを消す作用      です。

 

 

他にも、抗菌・抗酸化作用や、他の素材と混ぜることで

風味を引き立たせる効果などもあります。

 

スパイスは、料理の可能性を引き出してくれる

たくさんのパワーを持っているんですね。

 

世界にあるスパイスは、約500種類

ミックススパイスを含めると1,000種類を超えるといわれています。

 

地域ごとに組み合わせが異なるというので、

あまりの奥の深さに驚いてしまいます。

 

 

カレーの定番スパイス 3つの特徴と効用

 

カレーに使われているスパイスといえば、

コリアンダー、クミン、ターメリックが定番ですよね。

 

ここからは、コリアンダー、クミン、ターメリック

特徴と効用について詳しくみていきます。

 

 

スパイスの代表格 クミン

 

カレーの定番スパイス、1つ目はクミンです。

 

クミンは、世界中で使われているスパイスの代表格

 

ほろ苦さと辛味があり、カレーの香りのもととなる

独特の香りが特徴となっています。

 

 

胃腸の機能を健やかにする コリアンダー

 

2つ目は、コリアンダーです。

 

このコリアンダーは、クミンと同様に

古代エジプト時代から広く親しまれてきました

 

ギリシャの医者ヒポクラテスは、胃腸の機能を健やかにする

コリアンダーの効用を伝えたとされています。

 

 

ターメリックは「天然の抗生物質

 

3つ目は、ターメリックです。

 

ターメリックは、別名「ウコン」。

 

ウコンの力」というドリンク剤があることは、

みなさんもご存知ですよね。

 

このウコンは、

天然の抗生物質」といわれるほど抗菌作用があります。

 

肝臓の働きを助ける効果があるので、

ドリンク剤などにも使われています。

 

カレーの色付け以外にも、

スパイスはインド料理には欠かせないものなんですね。

 

この暑い夏、体を元気にしてくれるスパイスで乗り切りましょう!

 

 

 

「暑気払い」の本当の目的とは

 

暑い日が続くと、「そろそろ暑気払いだね~」と言って

飲み会が開催されたりしますよね。

 

この「暑気払い」という言葉、飲み会のことではないんです。

みなさんは、ご存じでしたか?

 

そもそも、暑気払いの本来の目的は…

 

暑い夏を乗り切るために、

 

  • 身体を冷やす効果のある食品を摂る
  • 体の熱を取る効果のある漢方などで体に溜まった熱を取り除く

 

これらを行い、暑さを払おうとすることをいいます。

 

決して飲み会のことではありませんよ!

 

 

江戸時代の暑気払い

 

氷や冷たい水が貴重だった江戸時代には、

すでに「暑気払い」という言葉がありました。

 

体の内側の熱を冷やす効果があるといわれている

みりんと焼酎を、1:1の割合で混ぜた酒を飲んでいました

 

エアコンや扇風機がなかった江戸時代の人たちは、

暮らし方にも工夫をしてたんですね。

 

 

夏に重点をおいてつくられた家

 

歌人で随筆家の吉田兼好は、代表作「徒然草」で

住まいについてこのようなことを言っています。

 

 

『家のつくりは、夏を棟とすべし。冬はいかなるところにも住める。』

 

 

その内容は…

 

 

『家を建てるときは、夏を重点において考えるべきだ。

 冬はどんなところでも住める。』

 

というものでした。

 

暑い時期に住み心地の良くない家は耐えがたい、といったものでした。

昔の人も、夏の暑さにはうんざりしていたようです。

 

庶民の住まいである長屋は、

表戸と裏の窓を開けておけば家全体を風が通り抜けて

涼しかった、というほど風通しが良かったといいます。

 

直射日光は、すだれやよしずをかけて強い日差しを防ぎました。

 

それでも家の中が暑いと、気温が低い場所へと移動します。

 

水辺で休んだり、船によって川の上で過ごす

納涼船(すずみぶね)で涼をとったり、

まだ日が高いうちに銭湯に行って汗を流したり  したそうです。

 

ちなみに、銭湯に行って汗を流すのは江戸ならではの風習です。

 

汗をかいた体をお風呂できれいに洗い流し、

さっぱりとして湯上りに夕涼みをするのが楽しみだったといいます。

 

こんな風に夏を過ごした昔の人たちは、今より優雅に感じて

少し羨ましい気持ちがします。

 

暑気払い。私たちも、ゆったりと。

 

そんな風に夏を過ごしてみたいですね。

 

 

 

夏休みの過ごし方、実は100年も変わってない?

 

今年は期間が短くなったところも多い夏休み。

それでも「夏休み」という言葉は、楽しい気持ちにさせてくれますよね。

 

文部科学省によると…

 

夏休みは学校教育法で定められた夏季休業で、

期間は各自治体の教育委員会に委ねられています。

 

夏休みの始まりは、遡ること100年前

明治14年のことです。

 

明治初期にあった「夏休みの友」という夏休みの学習帳には

 

  • 毎日1ページずつ勉強すること
  • 早寝早起きをすること
  • お手伝いをすること    だけでなく、

 

夏休みの心得や算数、漢字の書き取り、絵日記といった

宿題がびっしりと掲載されていました。

 

今の夏休みの過ごし方とあまり変わっていないことがわかりますよね。

 

 

 

3ヶ月もあるアメリカの夏休み

 

それでは、海外の夏休みはどうなのでしょうか?

 

ここでは、アメリカとスウェーデンの夏休みについて

書いていきたいと思います。

 

まずは、アメリカから。

 

アメリカの夏休みは6月から8月までと、

かなり長い夏休みになります。

 

3ヶ月という長い休みを利用して、

テントを張ってサマーキャンプを楽しみます。

 

夏休みの楽しみ方は、キャンプだけではありません

 

夏休みで空いている学校の宿舎を借りて合宿を行ったり

地域の子供たちが集まって博物館を巡ったり

 

様々なアクティビティを楽しみます。

 

 

また、宿題ではありませんが推奨されているものがあります。

 

それは、読書です。

 

 

ゆとりのある夏休みに、

本から得られる学びや知識を吸収することが目的のようです。

 

 

チャレンジに特化したスウェーデンの夏休み

 

次に、スウェーデンの夏休みについてです。

 

学校の外で思い切り遊ぼう」という基本的な考えのもと、

新しいことにチャレンジしようといった試みがあります。

 

たとえば、小学2年生の場合…

 

  • 2冊以上の本を読む
  • 遠くに住んでいる人に手紙か絵を送る
  • 森を彷徨う              など…

 

学校では体験できないことをさせているそうです。

 

(森を彷徨う、というのは少し危ない感じもしますが…)

 

 

このように、海外の夏休みは日本の夏休みとはかなり違いますよね。

 

しかし、見習いたいのはチャレンジ初めての体験です。

 

  • やってみたかったスポーツをやる
  • お菓子作りや料理をする      など…

 

なんでもかまいません!

 

いずれにしても大切なのは、自分で考えたり

自分の好奇心を大切にすることです。

 

それを1つでも実行できれば、有意義な夏休みになること

間違いなしです!!

 

 

私はいつものように、文章漬けの日々を送ります。

物語創作への挑戦も…

 

挑戦に大人も子供も、関係ありません。

 

さあ、あなたは今年の夏、何に挑戦しますか?

 

 

 

ここまでお読みくださり、ありがとうございました。

次回も、お楽しみに…♪