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「今しかできないことをやる」小泉今日子の新たなる挑戦

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みなさん、こんばんは。

愛原 夢音です♪

 

今回は、坂本美雨のディアフレンズから。

ゲストは、小泉今日子さんです。

 

これまでリリースされた全楽曲がついにサブスク解禁!

 

アイドル時代の話や、小泉今日子さんが代表を務める会社

「明後日」プロデュースによる舞台の話などを伺います。

 

 

 

小泉今日子 世に送り出した名曲の数々

 

みなさんもご存知のように、小泉今日子さんは

とても長いキャリアの歌手・女優人生を歩んでこられました。

 

小泉今日子さんは、1982年にデビュー。

 

さて、ここでみなさんに問題です。

 

小泉今日子さんのデビュー曲、「私の16歳」という曲から

今まで何曲あると思いますか?

 

 

正解は…

 

 

104タイトル726曲です!!

 

 

すごい数ですよね…。

 

 

さて、8月にサブスクが解禁となりました。

 

「学園天国」や「なんってったってアイドル」、

「あなたに会えてよかった」など…

 

今でもよく聞く曲ですし、当時生まれていなかった人たちも

1度は聞いたことがあるのではないでしょうか?

 

ちなみに私は、「なんてったってアイドル」と

ヤマトナデシコ七変化」が好きです。

 

 

最近の10代、20代の若者が宝探しみたいに、

昭和のアイドルを発掘している。

 

そんな人たちが、今増えているんです。

みなさんはご存知でしたか?

 

リアルタイムでは全く知らないけど、

若い頃の写真をたくさんSNSでアップしていて、

 

キョンキョンかわいい!」

 

と書いてくれている人もいるのだとか。

 

 

今、その頃の文化が注目されつつあります

 

サブスク解禁も若者世代の子たちがすごく喜んで

くれているかもしれない、と小泉今日子さんは話します。

 

コンプレックスを抱えたアイドル時代

 

年や経験を重ねて聞き直すと、当時の歌は

小泉今日子さんにとってどのように聞こえたのでしょうか?

 

 

実は小泉今日子さん、歌がとても下手だったそうで…

 

周りからは、「下手くそ 下手くそ」と

言われていたそうです。

 

そのせいか、「歌が下手」だということに

多少のコンプレックスを抱いていて、

心にはいつもモヤモヤしたものがありました

 

しかし…今改めて聞くと、

 

すごく元気でいいな

 

と思えるようになったといいます。

 

その頃の自分にしか歌えない曲で、

たぶんこのとき、本当にレコーディングが

楽しかったんだな、という気持ちになった。

 

小泉今日子さんは、そう振り返ります。

 

プロデューサーとしての土壌を育てた大人たちの言葉

 

当時のアイドル時代の忙しさ。

 

もちろん、とんでもない忙しさだったとは思いますが…

その頃の記憶はあったのでしょうか?

 

 

まず、最初の1年間くらいは勝手がわからないので、

記憶はほぼありませんでした。

 

しかし、途中からは強く記憶に残っていることがあります。

 

それは…

 

たくさんの良い大人に出会ったことです。

 

 

現在プロデュース業を楽しくやらせてもらっているのも、

その土壌を育ててくれた人たちが

周りにいっぱいいたからなんですね。

 

例えば…

 

あなたはどう思う?

あなただったらどうする?

 

という感じで、いつも自分の意見を聞いてくれて

その意見をアルバムに反映してくれたり、

 

B面を全部自分でコーディネートしてみたら?

 

この詞を〇〇さんに頼もうと思っていたけど忙しくて

 書けないみたいだから、どうする?あんたが書けば?

 

というふうに、導いてくれた人たちがたくさんいたのです。

 

当時は現在と違いレコードだったので、

B面のコーディネートもできたというわけです。

 

小泉今日子さんのプロデュース意識は、

スタッフの導きによって育っていきました。

 

笑いながら喧嘩?それでも険悪にならない理由とは

 

大人がつくってきた芸能界の世界を

堂々と生きてこられた、小泉今日子さん。

 

しかし、その中でも自分の意思を主張したり

クリエイティビティを発揮する場があったからこそ、

素晴らしい成果をあげることができたのだと思います。

 

わりと早い段階で自分を導いてくれる人たちに

出会っていった、小泉今日子さん。

 

もともとは、生意気な子供だったといいます。

 

所属事務所に対して本気で喧嘩をする、なんてことも…

 

自分の人生だ!」と思っていたので、

自分の意思をはっきりと主張していたんですね。

 

だからといって険悪なムードになることはなく、

むしろ「笑いながら喧嘩している」感じだったそうです。

 

非常に良い環境で、小泉今日子さんは時を重ねていきました。

 

時を超えて実現したデュエット

 

話題は、番組中に流れたオンエア曲に移ります。

 

小泉今日子さんが2002年に発売されたアルバム、

KYON3(キョンスリー)から、

小泉今日子大滝詠一デュエットバージョンの「怪盗ルビー」。

 

 

大滝さんとは、レコーディングはご一緒したのでしょうか?

 

 

実は…このデュエットバージョン、

時を超えて実現したものだったんです!

 

それは一体、どういうことなのかというと…

 

大滝さんがボーカルを入れてくれたものが

残っていたことで、このデュエットバージョンは実現したのです。

 

もし、この音源が残っていなければ実現不可能だったので

非常に貴重な1曲となるわけです。

 

一緒に歌っているかのように聞こえたので、

一緒に歌っていなかったということに驚きました!

 

みなさんも、機会があれば是非聞いてみてくださいね!

 

 

「asatte FORCE」に込められた切なる思い

 

小泉今日子さん主宰の「明後日」という会社で

制作される「asatte FORCE」というプロジェクトが、

東京本多劇場にて10月1日から18日まで行われます。

 

普通にプロデュース作品を制作しようとしていた

小泉今日子さんですが…

 

コロナの影響で観客を半分しか入れられないなどの

制限がかかったこともあって、延期することになりました。

 

なぜ、延期することになったのか。

みなさんは、わかりますか?

 

 

それは、小泉今日子さんのこだわりからくるものでした。

 

美術のセットや衣装へのこだわりなどを

一切妥協したくない小泉今日子さんは、延期を決めたのです。

 

妥協しないとなると、予算内にとどめることが

難しくなってしまいます。

 

キャスティングもすすめていたので、

キャスティングしていた方には

延期が決定した旨を伝え、謝罪をしました。

 

しかし、問題はまだ残っています。

 

それは、

 

劇場は開いているし、予約もしている

どっちにしろ、キャンセル料は支払わなければならない…

 

ということです。

 

 

もちろん、劇場もこのコロナ禍で大打撃を受けているわけです。

劇場に関わるスタッフや演者にも影響は及んでいます。

 

「コロナがなかったらできていたこと」が、できていないからです。

表現ができていないという人も、もちろんいます。

 

その問題を解決するには、どうしたらいいか。

 

小泉今日子さんが出した答えは…

 

 

利他的に考えて、半開放的に

みんなが楽しいお祭りみたいな3週間を発信する

 

ということでした。

 

それが、「asatte FORCE」なのです!

 

 

「今しかできないこと」を発信する

 

この、「asatte FORCE」。

どのような意味が込められているのでしょうか?

 

それは…

 

 

今だからできること」をやろうということです。

 

「今だからできること」は、

逆に言うと「今しかできないこと」になりますよね。

 

その考えを、3週間発信し続ける。

それが、「asatte FORCE」に込められた強い思いです。

 

 

さて、この「asatte FORCE」。

具体的にはどのようなものなのでしょうか?

 

まず、これにはいろいろな劇団やプロジェクトが集います

いわゆる、フェスです。

 

「子供向けの日」として、絵本の朗読会があります。

 

長田真作さんの絵本を読む日や、

昔話の「桃太郎」を面白く可愛いお芝居にした、

劇団による「桃太郎プロジェクト」もあります。

 

彼らも本当はこれらをやろうとしていましたが、

先述しているように、コロナ禍でできなくなってしまいました。

 

クラウドファンディングをして、

 

「準備は整ったけど、どこでやろう…?」

 

と困っていたときに、小泉今日子さんが声をかけたと

いう経緯もあって、今回実現したものがたくさんあります。

 

ペヤンヌマキさんが主宰する「ブス会」という

劇場のちょっとしたお芝居だけでなく、

朗読会が行われたり、音楽も楽しむことができます。

 

音楽系に関しては…

 

高木完さん、川辺ヒロシさん、CHIECO BEAUTYさん…などに

声をかけているとのこと。

 

日替わりで、いろんな企画があります

 

マイラストソングという、浜田マリコさんと

ずっと一緒にやっているライフワークのライブも、

この中で行っています。

 

株式会社「明後日」のホームページへ行くと、

スケージュールがカレンダー方式で出てきます。

 

クリックするとその演目やイベントの内容が

全て見られるので、どんな企画があるのか知りたい方は

是非、「明後日」のホームページをご覧ください!↓

 

株式会社明後日 – asatte Inc.

 

 

配信主流のメリットとは

 

「asatte FORCE」の企画の中から、いくつかは

オンラインでも配信が行われます。

 

どうしても、今はオンライン配信を考えないと

観客がさらに減ってしまうからです。

 

そんな、オンライン配信にはメリットもあります。

 

地方に住んでいる人でも、東京でしかやらない

演目やお芝居を見てもらえるからです。

 

配信が主流になったとき、小泉今日子さんは

「あっ、なるほど!」と思ったそうです。

 

なぜそう思ったのかというと…

 

普段地方に住んでいる人でも、このオンライン配信を見て

面白いと思ってもらえたら、休みがあったときなどに

直接劇場に足を運んでもらえる可能性があるから。

 

小泉今日子さんは、常に物事を肯定的に考えているんです。

すごいですよね。

 

 

常に新しいことに挑戦 モチベーションの源泉はどこに

 

裏方としてのプロデュース業であったり、

新しく映画を制作されたり…と、

 

小泉今日子さんはいつも、

いろいろなことにチャレンジしています。

 

常に新しいことに挑戦するモチーベションは

一体、どこからやってくるのでしょうか?

 

小泉今日子さん曰く、

 

「自分が『面白いな』と思う人が

 目に入ってしまう、出会ってしまう」のだとか。

 

「もう、すっごいこの人かっこいんだって!」

「この人、本当に面白いんだって!」

「いい役者なんだって!」

 

ということを言いたくて仕方がない。

そんな感覚があるのかもしれない、と小泉今日子さん。

 

 

子供のように、自分の思っていることを

しっかりと主張できる人はそう多くないと思います。

 

とりわけ、この日本の文化で育ったほとんどの人は

謙遜文化が染みついています。

 

褒められても素直に喜ぶこともできず

謙遜ばかりしてしまい、いつしか謙遜することが

当たり前になっています。

 

その結果、承認欲求は高いのに自己肯定感が限りなく

低いといった状態になってしまっているのが現状です。

 

しかし、自分の意見を主張できる人は

芯の強さ」がある人だと思います。

 

信念があって、かつ、やりたいことが明確化している。

強い意思を持ち、行動に移すことができる。

 

そんな人が、今の世の中を

生き抜いていけるのかもしれませんね。

 

 

さて、小泉今日子さんは歌手・女優として

活動をしてきたわけですが…

 

自分が映画などの作品に出たいという

気持ちはないのでしょうか?

 

 

もともと、若いときに自分の道が決まってしまったので

そのときできなかったことに興味があるという、

小泉今日子さん。

 

それが、舞台制作などのプロデュース業ということなんですね。

 

 

応援してくださった方々には、今責任を感じている。

 

だからこそ、女優・歌手としての活動と両立と並行して

プロデュース業にも力を入れていきたい。

 

自分がプロデュースする作品にも

興味を持っていただけたら嬉しい。

 

小泉今日子さんは、そう話します。

 

 

小泉今日子さんが発信したことで、若者が

 

  • 「その劇団を知ってファンになりました」
  • 「この音楽を知って、そのバンドのファンになりました」

 

という子たちが昔からいるのだとか…。

 

 

ちょっとずつ、いろんな人の扉を開けたい」。

 

小泉今日子さんの挑戦は、まだまだ続きます。

 

 

表現は自由自在 

 

小泉今日子さんは、長年光を浴びる表の場所にいて

今もなお活躍しています。

 

そこから、みんなに光を当てたいというところに

スイッチしていくといったような、こんなにも

トランディションがナチュラルな人がいて、

「こんなやり方ができるんだ」ということにも驚きですが…

 

過去には、そういうモデルはいないのかもしれません。

 

俳優や演者はいわゆる「表現者」ですが、

パフォーマンスする人にも「裏方感」を

持っていると思う、と小泉今日子さんはいいます。

 

若い俳優や表現者の人も、捉われずに

いろんなドアを開けてみる

 

それが、新たな表現へとつながっていきます。

 

今、20代の役者や俳優、いわゆる若手と呼ばれる

人たちですが、その人たちの方が

 

「そんなの当たり前だよ」

 

という感じで映画の制作を行っています。

 

自分で考えて、行動する。

枠や固定観念に捉われず、広い視野で「表現」する。

 

そして、時には周囲や仲間を巻き込んで

「流れ」をつくり広げていく

 

それが、これから大切になってくるのではないでしょうか。

 

 

今は、パソコンさえあればすべてできる時代です。

表現の場は、身近に溢れています

 

SNSなどのコンテンツを駆使して、どのように

自分の思いを発信し表現していくのか。

 

それはきっと、自分自身に答えがあるのだと思います。

その答えを見つけられるのは、自分、ただ1人です。

 

 

小泉今日子のコレクションアイテム

 

小泉今日子さんが、コレクションしているものがあります。

それは、本と猫グッズです。

 

家には、たくさんの本があるという小泉今日子さん。

 

最近は猫がついている小物に、

ついつい手が伸びてしまうのだそうです。

 

どうせ買うなら、小物でも猫のついているものがいい

 

そんな小泉今日子さんの気持ちを知ってか知らずか、

猫グッズをもらうこともあるようです。

 

 

インスタグラムで、ステイホーム期間中に

ブックチャレンジとして小泉今日子さんは

やまだ紫さんの「性悪猫」を紹介していました。

 

坂本さんも、この本が好きなようで…

 

特に大きく物語が変化するわけではないのですが、

猫が人生を悟っているところがすごい、と

小泉今日子さんも坂本さんも話していました。

 

 

「性悪猫」についてもっと知りたい方は、コチラ!↓

 

www.shogakukan.co.jp

 

 

小説を読むことが多いという、小泉今日子さん。

漫画も読むのだとか。

 

最近読んだ漫画で、面白いなと思った本は

 

僕はビートルズ」。

 

著者は、昔レコード会社で宣伝担当していた男の子が

原作を書いたのだそう。

 

ビートルズに憧れている現代のバンドの子たちが、

昭和にタイムスリップ。

 

そこで、先にビートルズの曲を発表してしまうという内容です。

 

その漫画を全巻もらったのだとか。

とても面白いのでオススメとのことです!

 

本は朝のうちに読む

 

本を読むときも眼鏡が欠かせないという、小泉今日子さん。

 

老眼鏡をかけて寝るのはつらい…とのことで、

本は朝に読んでいるのだそうです。

 

早起きをして朝にできることをやるように

なったこともあり、読書は朝に行うことが多いようです。

 

朝の1時間を本の時間にして、

朝型の生活を楽しんでいるようです。

 

朝の方が、頭が冴えているしスッキリしていますから

読書ややりたいことに集中したいことがあるときには、

最適の時間といえるのかもしれませんね。

 

ここまでお読みくださり、ありがとうございました。

次回もお楽しみに…♪