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【美食話】あなたの知らない火星最接近とおにぎり、ダリアの話

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みなさん、こんばんは。

愛原 夢音です♪

 

今回は、西山美食話から。

秋の話題をお届けします!

 

 

火星が再び急接近!秋の夜空を見上げてみたら…

 

 

突然ですが、みなさん!

日没後の東の空を見上げてみてください!

 

唐突なことで、驚いている方も

いらっしゃるかと思いますが…

 

今回の美食話は、宇宙な話題から

スタートしたいと思います。

 

日没後の東の空には、明るくやや赤みを帯びて見える星があります。

それが、火星です。

 

実はこの火星、地球に最接近しているんです!

みなさんは、ご存知でしたか?

 

火星の現在の明るさは、マイナス2、3等級。

最も暗い時期のおよそ50倍なんです!

 

肉眼でもはっきり見えるほどの明るさです。

 

火星は地球の1つ外側を公転している惑星で、

約2年2ヶ月ごとに地球に接近しています。

 

軌道が楕円のため、最接近時の距離は毎回異なるのですが

今回は約6200万キロ。

 

想像しづらい距離ではありますが、東の空に火星を見つけたら

近づいている気がするから不思議です。

 

空気が澄んでくる秋は、高度などの観察条件も良いとのこと。

最接近の日時は、10月6日の火曜日です。

 

夕暮れの時刻も早まってきたこの時期、暮れゆく野原に

すすきのシルエットが浮かび上がりその上空に

月が輝いていると「秋だなあ」と実感しますよね。

 

みなさんも、そんな秋の空気を感じながら

秋空に光る火星を見つけてみてはいかがでしょうか。

 

 

「おむすび」と「おにぎり」の決定的な違いとは

 

 

秋は、新米の季節。

新米を味わうなら、やっぱりおむすびですよね。

 

ところで、みなさんは「おむすび」と言いますか?

それとも、「おにぎり」と言いますか?

 

手の平と手の平を合わせて、手に備わる全機能を集中してまとめる。

 

これをいつの頃からか、「おむすび」と呼ぶようになりました。

 

なぜなら、手の平と手の平を合わせることは祈りの形であり、

そこには思いや願いを結びとめるという意味合いがあったから。

 

そうした意味合いが薄れつつあった時代に、「にぎりめし」という言葉が生まれ

そこから「おにぎり」という単語も派生したそうです。

 

この「おむすび」と「おにぎり」、どちらが正解ということはありません。

 

「おむすびころりん」という昔話がありますよね。

 

それが「おにぎりころりん」ではないことからも、

古くから使われてきた名称が「おむすび」であり、

新しく加わった名称が「おにぎり」といえるでしょう。

 

一昔前のおむすびは、炊いた穀物を塩や梅酢を馴染ませた手で結び、

腰に提げて携行したり、急用のときに持参したりするもので、

生活には欠かすことのできない携行食、非常食でした。

 

旅、労働、緊急事態など…

 

そこに無事を願ったり、ご苦労様という思いが

結びとめられていたであろうことは、容易に想像できます。

 

今ではスーパーやコンビニなどで容易く購入することができますが、

かつて自分のことを思ってギュッと結んでくれたおむすびの味は、

忘れたくないものです。

 

 

建築物に宇宙を投影 建築家 毛綱 毅曠とは

 

 

芸術の秋がやってきました。

 

しばらく美術館やギャラリーに行くことを控えていたけれど、

秋という季節に誘われて少しずつ足を向けるようになったと

いう方もいらっしゃることでしょう。

 

現在釧路美術館では、毛綱 毅曠(もずな きこう)没後20年の

特別展を開催しています。

 

毛綱 毅曠という珍しい名前で知名度も高くはありませんが、

道東に住んでいる方なら、ご存知の方も多いかもしれません。

 

毛綱 毅曠は、釧路出身の建築家です。

 

高校時代までを釧路で過ごし、神戸大学工学部建築学科に進学。

 

神戸から東京に移住した後、独立して建築事務所を営み

数々の設計を手掛けました。

 

 

毛綱 毅曠の特筆すべき点は、「人間と宇宙」といった壮大な建築哲学を

建築物を通して主張し、東洋的な風水思想を取り入れて活動を展開したこと。

 

つまり独自の宇宙観を実際の建築物に投影した、というわけです。

 

独創的かつ前衛的(時代に先駆けていること)な建築家だったといえるでしょう。

そんな風に聞くと、どんなものをつくっていたのか興味が湧いてきますよね。

 

毛綱 毅曠の母校である現在の釧路市立弊舞中学校をはじめ、

 

釧路市立博物館、釧路市湿原展望台、

釧路センチュリーキャッスルホテル、

釧路フィッシャーマンズワーフMOO

 

更には弟子屈町、屈斜路コタンアイヌ民族資料館など

毛綱 毅曠が手がけた代表的な建築物となっています。

 

これらを全て、毛綱 毅曠という建築家が

創造したものであることに

納得された方もいるのではないでしょうか?

 

なぜなら、釧路の都市景観や道東の自然環境の中で、

これらの建築物は独特の存在感を放っているからです。

 

毛綱 毅曠が創造した素晴らしい世界観を、

あなたも是非味わってみませんか。

 

 

今月が見頃!変幻自在なダリア

 

 

シャロンアイ、オレンジクッション、ムーンワルツ、

ミスノワール、浮気心、十五八乙女

 

そう聞いて、みなさんは何を連想しますか?

 

 

そう、これらは全てダリアの名前なんです!

 

日本海に接する山形県庄内地方には、

松が丘開墾記念館があります。

 

記念館があるその場所は、かつて戊辰戦争に敗れた

庄内藩士たちが刀をくわに変えて開墾した土地

 

記念館の前庭にあるのが、見事なダリアが咲き誇るダリア園です。

 

ダリアの花の咲き方には、いくつか種類があります。

 

例えば、

 

花全体がボールの形をしたボール咲き、

花弁がいくらにも重なったてこら咲き、

細長い花弁が外側に反り返っているかくたす咲き、

花弁が幅広で丸みを帯びたすいれん咲きなど…

 

 

色も形もバリエーション豊かで、

変幻自在と言われるほど魅力的な花です。

 

メキシコ原産のダリアは、メキシコ高原に特有の文化を

築いたアステカ文明では重要な花とされていました

 

その後は、スペインの神父に贈られるなどしたそうです。

 

日本への伝来は諸説ありますが長崎から入り、

明治30年までは一般的に「天竺牡丹」と呼ばれていたようです。

 

松が丘開墾記念館のダリア園では、約150種、350株が

丹精込めて育てられています。

 

通路を挟んで左右に分かれ、右手には在来品種の花、

左手には松が丘で誕生した新品種を中心に植栽されています。

 

花は6月から11月まで次々に咲くといいます。

 

秋冷えの後、冴え冴えとした色の共演がみられる

10月が、ダリアの見頃。

 

まさに、これからです。

 

みなさんも、この機会に花を眺めてみてはいかがでしょうか?

 

 

ここまでお読みくださり、ありがとうございました。

次回もお楽しみに…♪