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【リリースまであと11日】シンガーソングライター高橋優がアルバム「PASONALITY」に込めたメッセージとは

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みなさん、こんばんは。

愛原 夢音です♪

 

今回は、坂本美雨のディアフレンズから。

 

ゲストは、シンガーソングライターの高橋優さんです。

 

10月21日にリリースされるニューアルバム、

「PASONALITY」やデビュー10周年について伺っていきます。

 

 

 

高橋優デビュー10周年!曲づくりが彼を支えた

 

坂本さんとプライベートでも交流がある、高橋優さん。

今年の7月にデビュー10周年を迎えました。

 

「あれ?まだ10年だったの?」と思った方も

いらっしゃるかもしれませんね。

 

高橋優さん自身、

 

「まだ10年だっけ?」

「前からやってるイメージあるよね」と多くの方に言われることも…

 

「社会へのインパクトが強い」という坂本さんに対し、

「ありがたいけど、常にフレッシュでいたい」と高橋優さん。

 

高橋優さんはデビューから10周年というおめでたい年なのですが…

コロナ禍でもどかしい思いをしている内の1人でもあります。

 

アルバムの収録曲には、ライブができないことも含めた

もどかしさが込められています

 

ツアーの中止で落胆するも、曲づくりに救われる

 

去年の12月から今年の4月まで全国ツアーを行う予定でしたが、

このコロナウイルスの影響でツアーは中止

 

高橋優さんは身も心もツアーのために熱量を注いできたので

ツアーが中止になってしまったことで、身も心もぽっかりと

穴が空いてしまったように感じたといいます。

 

ステイホームと言われても、家で何をステイしているか

わからない状況になってしまった。

 

そんな高橋優さんはステイホーム期間、ずっと曲を書いていたそうです。

 

曲を書いて、その書いた曲を翌朝見返す

 

1日何もやることないけど、この曲の手直しだけやっとこうかな

 

というところから、自分の日常生活を

徐々に取り戻せるようになってきました。

 

曲づくりをすることで、本来の自分の日常を取り戻せたと実感した高橋優さん。

 

「やっぱり自分が向き合うべきものは曲づくりだった」と

実感しながら高橋優さんはステイホーム期間で50曲近くの曲を書き上げます

 

1日1曲ほどのペースで書きあげた曲を、スタッフや

仲の良い友達に「こんな曲書いちゃった」とメッセージを

送るのが趣味になるほどの自信作ができた、ということなのでしょう。

 

それほど、曲づくりという生き甲斐に救われていたんですね。

 

ギターを弾いている時間が自分を取り戻す

大切な時間だと話す、高橋優さん。

 

自分らしくいられる時間というものは、

誰にでもあるものだと思います。

 

高橋優さんにとっては、それがギターを握っている時間ということなんですね。

 

いろんなことがあって嫌になった気持ちさえも

曲にしてしまうというから、驚きです。

 

ネガティブな感情はどちらかというと

表に出したり言葉に出したりしたくないものだと思います。

 

それをあえて曲にしてしまうというのは、本当にすごいことです。

 

誰に見せるでもなく、誰に期待されるでもなく書いた曲には、

たくさんの本音が溢れています

 

 

今月末に発売!ニューアルバム「PERSONALITY]」に込めた思いとは

 

そんな思いがたくさん詰まった、10月21日に発売される

高橋優さんのニューアルバム「PASONALITY」。

 

高橋優さんがアルバムのタイトルを「PASONALITY」にした理由、

みなさんはわかりますか?

 

高橋優さんはラジオのパーソナリティー

務めていらっしゃるのですが…

 

アルバムのタイトルを「PASONALITY」にした理由を、

ラジオと絡めて話してくださいました。

 

ラジオをやる人のことを、パーソナリティーといいますよね。

 

今はYouTuberという言葉もメジャーになってきて、

誰でも発信者になれる時代がやってきました。

 

一昔前では考えられなかったことですよね。

 

誰もが発信者で、誰もが受け取り手となるこの時代

 

発信者側の人たちの気持ちを歌うような曲も

あってもいいのではないか、と高橋優さんは考えました。

 

仮にあなたがラジオのパーソナリティーだったとしましょう。

パーソナリティーは、何かを発信する側です。

 

ですが、発信者にもプライベートがあります。

 

家に帰ったらお腹が空いて何か食べるかもしれないし、

恋人と喧嘩した後でスタジオに来ているかもしれない。

 

親とギクシャクしている日々が続きながらも、

そんなことを感じさせない明るい声で

番組のタイトルを言っているかもしれない…

 

そういうところを人隣りにしたかった、と高橋優さん。

 

とても面白い視点ですよね…!

 

パーソナリティーと聞いて、

みなさんはどのようなものをイメージしますか?

 

あまりポジティブな意味合いで捉えられることは

少ないように思いますよね。

 

ですが、これからの時代は「パーソナリティー重視」です。

 

人それぞれのパーソナリティーが問われる日々がもっともっとやってくる

 

2020年は特にそのことが浮き彫りになりました。

 

一人一人のやりたいことが試されて、一人一人の色が

濃厚になるような日々だったのではないかと思った、という高橋優さん。

 

高橋優さん自身も、個性についてよく考えたといいます。

 

アルバム「PASONALITY」には、このような個性に対する思い

たっぷり詰まっていたんですね。

 

もっと高橋優さんについて知りたい方は、こちらをチェック!↓

高橋優 オフィシャルウェブサイト

 

 

 

 

目に見えるものを歌に 高橋優が激走した10年の月日

 

7月21日にメジャーデビューしてから10周年を迎えた高橋優さん。

いろいろあった「濃い」10年をどのように過ごしてきたのでしょうか?

 

27歳から37歳という10年で、ミュージシャンとしてもですが、

周囲の方が結婚されたり子供ができたり…と、

いろいろな変化があったようです。

 

お祝いを送ることも多かったようで、

お子様ブランドに詳しくなったのだそう。

 

そんな周りの変化に対して、高橋優さん自身は

どう思っているのでしょうか?

 

27歳と今の自分を比べたら、経験値は遥かに増えた

その一方で根底にあるのは全く変わっていない、と高橋優さんは話します。

 

というのも…

 

「デビューしたらこういうものだ」とか、

「音楽でやっていくってこういうことなんだ」ということを

学んだ10年間だったからなんです。

 

しかし…

 

 

高橋優さんにとって、この10年間は決して

「あっという間」ではなかったんです。

 

高橋優さんは2010年にデビュー。

しかし、その翌年の2011年には東日本大震災が起こります。

 

そのすぐあとにも日本各地で災害が起こり、人間の生活に対する

価値観が変わるような出来事がいくつもありました

 

今年は特に、それが顕著に現れていますよね。

 

「デビューするってこういうことなんだ」

「歌を歌うってこういうものなんだ」

 

と思っていた高橋優さんですが、

 

自分がデビューしてからのこの10年間は、世界的に見ても

かなり特殊だったのではないかと思ったそうです。

 

高橋優さんは、リアルタイムシンガーとしてデビューしました。

 

目に見えたことを確認する」ということを

体現しようとしてきた、高橋優さん。

 

「人間的に成長しなければいけなかったのかもしれないけど、

 そこまでの余裕がなかった」。

 

 

デビュー当時の高橋優さんは、目の前で起こっていることと

向き合うことに必死でした。

 

それが良い悪いということではありません。

 

「自分が見たものを歌う」

「自分が感じたことを音にする」ということをしていたら、

いつの間にか10年になっていたのですが、意外にも長く感じられたといいます。

 

たとえば、3月11日。

 

これは、東日本大震災が起きた日付です。

高橋優さんはこのとき、秋田にいました。

 

3月14日までの電気がつかなかった時間が、

とてつもなく長く感じられたといいます。

 

1日1日を思い出せるくらい、この10年は

高橋優さんにとって長い年月だったようです。

 

楽家にとっては、この時代はある意味

特殊な時代を生きている」ということになります。

 

それを言葉にする、歌にするというのはアーティストの

「使命」ということになるのではないでしょうか。

 

高橋優さんのデビュー曲、「素晴らしき日常」。

 

その曲の中には、ちょっとよくないことをして

メディアに叩かれている芸能人のことや子供の話などを盛り込んでいます。

 

「こんな時代もあったよね」という曲になれば良いなと

思って書いたのだそうです。

 

自分が感じたことを歌にする」。

 

その歌を歌うことを使命として自分はここに生きていると思ったら、

曲にしたいことはたくさん溢れている

 

そう、高橋優さんはいいます。

 

よくないことは、もちろん起こってほしくない。

でも音楽が必要なときは、意外とそういうときなのかもしれない

 

そんなことを思いながら、高橋優さんはモチベーションを保っています。

 

 

高橋優のターニングポイント

 

高橋優さんのターニングポイント、みなさん気になりませんか?

 

デビューしてからの話で言うと、

高橋優さんのターニングポイントは2013年になります。

 

「BREAK MY SILENCE」というアルバムを

リリースしたときのことです。

 

そのアルバム以前は、きれいめな感じにしていくのか

シャウト系、つまり叫ぶような感じにしていこうか迷っていた時期でした。

 

ライブのやり方も然り、です。

 

観客が興奮して叫んでいいものか、

それとも静かな方がいいものか…と迷っていたのですが、

高橋優さんが選んだのは叫ぶ方でした。

 

そのやり方で1年間活動していた高橋優さんは、

武道館で初めてライブをやることに。

 

武道館での初ライブではありましたが、いわゆるシャウト系で

1年間積み重ねたものがあったことも相まって、

武道館での初ライブでは1曲目から大合唱のような状態に…!

 

ライブは大成功を収めました。

 

パーソナリティー、つまり人格や個性を自分なりに

形成できた年というのが2013年だった、というわけです。

 

ターニングポイントとなった2013年以降は、

迷いというものが全くみられなくなりました。

 

実際のパーソナリティーにズレが生じていくと、

迷いが生じるシンガーもいるそうで

高橋優さんに相談に来る人もいるそうです。

 

どんな自分も受け入れてあげて

 

ラジオでオンエアされる回数が多かった曲で、

「福笑い」という曲があります。

 

タイトルにもあるように、笑顔で歌っているものなのですが

この曲には非常に重要なメッセージが隠されています

 

自分の1つの表情を出せたので

この曲は気に入っている、と語る高橋優さん。

 

すごく笑っていても、すぐに真顔になっていること

みなさんにはありませんか?

 

高橋優さん自身もそういうときは、たまにあるそうなのですが…

 

「笑っているのが嘘で、真顔になっているのが本当」と

いう話にはしたくないという思いがあるのだそう。

 

つまり、どういうことなのかというと…

 

笑っているのも真顔でいるのも、自分であることに変わりはないんです。

笑顔でいたい自分もいる一方で、素直に笑顔でいられない自分もいる

 

それが良い悪いということでは決してないんです!

どちらの自分も認めて、受け入れてあげる

 

それが、大切なんです。

 

ずっと歌を真剣にみなさんに届けていくためには、

自分のかっこよくないところや、かっこつけようがない部分にも

焦点を当ててそれを見せていきたい。

 

そう思ってデビューから3年目のときに

やっとそこに向き合うことができたというのが、

高橋優さんのターニングポイントだったんですね。

 

40歳、50歳になって高橋優さんがどんな歌を歌うのか…今から楽しみです。

 

ここまでお読みくださり、ありがとうございました。

 

次回もお楽しみに…♪