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【必見!】北海道上川町 層雲峡温泉の魅力

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みなさん、こんばんは。

愛原 夢音です♪

 

今回は、世界のあこがれ~北海道ブランド~から。

層雲峡温泉についてお伝えします!

 

 

 

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北海道のほぼ中央、

大雪山国立公園にある絶景の温泉として有名な層雲峡温泉

 

海外の観光客からも高い人気があります。

 

一般社団法人 層雲峡観光協会事務局長の中島慎一さんを

ゲストにお迎えして、層雲峡温泉の魅力について伺いました。

 

 

あの有名アスリートも上川町出身だった!?

 

一般社団法人 層雲峡観光協会の事務局長、中島さんは上川町育ち。

 

実は、あの有名スポーツ選手と同級生で出身も同じなんだそうです。

 

その有名スポーツ選手とは…

 

 

原田 雅彦さんです!!

 

 

ご存知の方も多いと思いますが…

 

原田雅彦さんは元スキージャンプの選手で

長野オリンピックでメダルを獲得したほどの、すごい人なんです!

 

しかも!!

 

中島さんは原田さんと学生時代にバンドをやっていたというから、驚きです。

 

スポーツではなくて、バンドだったんですね!

 

ちなみに…

中島さんはベースで、原田さんはドラムをやっていたそうですよ。

 

 

上川町出身のスポーツ選手は、他にもたくさんいます。

そのうちの1人が、高梨 沙羅さんです。

 

実は…

 

高梨沙羅さんのお父さんは、中島さんの1つ上の先輩なんです。

 

それだけではありません。

 

中島さんの実家の目の前にあるのが、高梨沙羅さんの実家なんです。

 

近くに素晴らしいアスリートがいたということに、

中島さんも驚きを隠せなかったといいます。

 

 

そんな、アスリートを多く輩出している上川町には

層雲峡温泉があります。

 

ここからは、層雲峡温泉の特徴について書いていきたいと思います。

他の温泉街とは、一体どのような違いがあるのでしょうか?

 

 

モデルは欧米風の山岳リゾート

 

日本一広い大雪山国立公園のふもとにある、層雲峡温泉

 

平成10年に温泉街を統一した街並みにしようということで

整備を行いました

 

これが、他の温泉街にはない特徴です。

 

欧米風の山岳リゾートをモデルにした宿泊施設となっており、

統一感を持った町並みが特徴です。

 

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自然そのものを活かして町をあげてつくりあげていったのが、

この層雲峡温泉です。

 

層雲峡温泉の性質は無色透明で、小さな子供からお年寄りまで

誰でも入れる優しい温泉となっています。

 

温泉の源泉は、層雲峡の奥にあるもみじ谷というところに

多くの源泉があります。

 

そこから各施設が温泉をとっているのです。

 

 

さて、話は変わりますが…

 

この温泉は、いつ頃発見されたのでしょうか。

 

それは、1857年(安政4年)のことです。

 

明治になる前、つまり江戸時代末期

松田市太郎によって発見されました。

 

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そのお湯は、今も守り継がれています。

 

 

層雲峡の名付け親 大町桂月

 

最初は、層雲峡という名前ではなく

”れいざんひきすいきょう”という名前だったそうです。

 

それが、層雲峡という名前になったのは1920年(大正10年)のこと。

 

明治の文豪、大町桂月(おおまち けいげつ)が層雲峡に来た際に

アイヌ語で「滝の多い川」という意味の言葉から、名前をつけ

文学雑誌などに発表したといいます。

 

来年は、大町桂月が層雲峡に来てから100年の年になるそうです。

 

 

100万人以上が訪れる人気の層雲峡

 

層雲峡温泉には現在、大きなホテル6軒、温泉街含め6軒の

計12軒の宿泊施設があります。

 

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宿ごとに特色を出しているので、公式ホームページで

違いを比べてみるのもいいかもしれませんね♪

 

 

こちらを参考にしてみてください♪

 

【参考】

sounkyo.net

 

 

 

年間でどのくらいの観光客が訪れるかというと…

 

平成21年頃までは200万人でしたが、去年は155万人だったそうです。

 

中島さんは、訪れる観光客が少し減っていることが残念だと

仰っていましたが、それでも高い人気を誇っていることは間違いありません。

 

 

 

柱状節理が生みだした層雲峡温泉の景観

 

層雲峡温泉は、柱状節理が特徴です。

 

秋になると、紅葉と柱状節理が映えるので

多くの観光客がその光景をカメラに収めます。

 

 

今の景観があるのは、噴火の賜物?

 

層雲峡にある断崖絶壁。

 

どのくらいの高さがあると思いますか?

 

なんと…

 

高いところでは、200mもあるのだそうです。

これが、上川町から層雲峡まで連なっています

 

それほど高い断崖が、長く続いているんですね。

 

 

その断崖、一体どのようにしてできたのでしょうか?

 

 

遡ること約3万年前。

 

有珠山の噴火で流れ出た溶岩が長い時間をかけて

冷え固まり、それが石狩川の浸食によって削られ

現在のような切り立ったような崖と景観ができました。

 

 

断崖のある場所には、滝が多く存在しています。

 

大雪山国立公園ということもあり、

大小数えると滝の数は日本一多いのではないかといわれています。

 

 

日本の滝100選にも選ばれた「銀河・流星の滝」

 

層雲峡温泉を代表する滝があります。

それは、「銀河・流星の滝」です。

 

流星の滝は雄滝と呼ばれていて、力強い水の流れが楽しめる滝です。

 

銀河の滝は、いくつにも分かれて白糸のように流れることから

雌滝と呼ばれています。

 

流星の滝、銀河の滝を合わせて「夫婦滝」と呼んでいます。

 

 

夫婦滝を目当てに訪れる人も多いようです。

滝の前には売店もあります。

 

滝の反対側には、「双漠台」(そうばくだい)という展望台があります。

 

下からは1本ずつの滝しか見ることができませんが、

この「双漠台」に登ると…

 

2本の滝を一緒に見ることができるのでオススメです!

 

 

初心者も安心!気軽な登山が楽しめる

 

楽しめるのは、景観だけではありません。

登山を楽しむこともできます。

 

実は、層雲峡温泉街から黒岳の5合目までは

ロープウェイが運行しているので気軽に行くことができるんです!

 

5合目まではロープウェイ、

そこから7合目まではペアリフトで登ることができます。

 

リフトを降りた7合目から山頂までは、1時間~1時間30分

 

道1本で行けるので、初心者でも簡単に登ることができますよ!

 

ビギナーの方も多く来ているそうです。

 

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現在は…

 

ソーシャルディスタンスをとりながら人数を減らして

ロープウェイは運行しているので、

安心して登山できる体制が整っているとのことです。

 

 

紅葉が日本一早く見られる場所、層雲峡

 

層雲峡温泉は、紅葉が日本一早く見られる場所で知られています。

 

紅葉時期に人気の場所は3つあります。

 

1つ目は黒岳、2つ目は銀泉台高原温泉沼巡りコースです。

 

もちろん、他にも紅葉が見られる場所はありますが

上記の3つの場所が日本一早く紅葉が見られるということで

多くの観光客が訪れる、特にオススメの場所です。

 

銀泉台や高原温泉の沼巡りコースは、

道路が一部砂利道になっています。

 

そのため、毎年紅葉のピーク時にはマイカー規制を行っています。

 

車を駐車場に置いて、シャトルバスで

紅葉を楽しんでもらおうということですね。

 

環境に配慮した良い取り組みだと思います。

 

 

どのくらいの時期から紅葉は楽しめるのか。

 

紅葉の見頃は9月の上旬からですが、

層雲峡温泉まで紅葉がおりてくるのは10月の中旬

 

約1ヵ月に渡って紅葉を楽しむことができます

 

 

ちなみに…

 

お盆が終わって8月の下旬から

高山植物の紅葉は始まっているそうですよ。

 

 

そんな、日本一早い紅葉が見られる層雲峡。

日本の紅葉は、大雪山から始まる」といわれています。

 

 

写真ミュージアムともみじ谷で自然を満喫

 

層雲峡で中島さんがオススメの場所や施設があります。

 

まず1つ目は、写真ミュージアムです。

 

大雪山の素晴らしい景観を写真におさめている山岳写真家の

一根井 孝悦(いちねい こうえつ)さんの作品を見ることができます。

 

大雪山の四季折々の写真、約200点を夏の期間に展示しています。

 

転記の悪いときはそこへ行って、

大雪山の景観の素晴らしさを見るのもいいかもしれませんね。

 

 

2つ目は…層雲峡温泉の源泉のところで紹介した、もみじ谷。

 

みなさん、覚えていますか?

 

そのもみじ谷の奥には、「もみじの滝」というものがあります。

 

このもみじの滝は小さな滝ですが、水量があるので

夏はその滝のしぶきが気持ちよくて、滝を眺めながら

時間のたつのも忘れてぼーっとできる、オススメの場所となっています。

 

まさに、日本の避暑地ですね。

 

 

 

からしか見られない小函

 

層雲峡の楽しみ方は、「見る」ことが多いように感じますが

体を使って楽しめるアクティビティもあります。

 

みなさんはご存知でしたか?

 

実は、川下りができるんです!

 

小函(こばこ)という、層雲峡の核心地である

素晴らしい柱状節理が見られる場所があります。

 

しかし、そこは落石の恐れがあるため通行止めが続いていました

 

しかしラフティングを利用すれば、

見られなくなった小函を川から見ることができるんです

 

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水量によっては見られないこともありますが、

イチオシのアクティビティです。

 

からしか眺められない景色、みなさんも体感してみてください!

 

 

 宿泊客を増やすために始めた、紅葉のライトアップ

 

 層雲峡温泉は、先述した通り「日本一早く紅葉が見られる」場所です。

 

紅葉を昼間見て、泊まらずに日帰りする人も多いのだとか。

 

その人たちに、なんとか層雲峡温泉に泊まってもらおうと

 層雲峡温泉観光協会はある取り組みを始めます。

 

それは…

 

 

紅葉の時期に合わせて、木々をライトアップすることです。

 

昨年度からは木々のライトアップだけでなく、

デジタルサーカスさんとのコラボレーションで、

プロジェクションマッピングの投影を導入しました。

 

プロジェクションマッピングは、地面に投影。

触ると葉っぱが散る、というようなものになっているのだそう。

 

これが好評で、昨年からは徐々に層雲峡に泊まって

昼と夜の紅葉を楽しもうというお客様も増えたといいます。

 

プログラム(プロジェクションマッピング)も素晴らしいので、

小さな子供が走り回って楽しんでいる姿を見ると心が安らぐ、と

中島さんは仰っていました。

 

 

層雲峡温泉のロングランイベント、氷瀑まつり

 

層雲峡温泉で行われているイベントとして、氷瀑まつりがあります。

 

最近は、北海道3大祭りの1つともいわれている

冬のロングランイベントです。

 

来年の1月30日から3月14日まで開催する予定となっています。

 

この氷瀑まつり、来年で46回目となる歴史のある氷と光の祭りなんです。

 

氷瀑まつりに登場する氷像や氷のオブジェなどは、

観光協会の職員や地元のホテル、商店街で

営業している人たちでつくっているんです。

 

氷瀑まつりが始まる前、特に冬場は

お客様よりも従業員の数が多いという状況でした。

 

これをどうにかしようと、当時の商店街やホテルの従業員たちが

たまたま知り合った造形作家と一緒につくりあげて始めたのが、

第1回目の氷瀑まつりだったんです。

 

層雲峡温泉を盛り上げていこうとする人たちの気概が感じられますね。

 

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ここまでお読みくださり、ありがとうございました。

 

いかがでしたか?

層雲峡温泉の魅力に触れて、私も行きたくなってしまいました。

 

層雲峡温泉について知っていただけたら幸いです。

 

 

次回もお楽しみに…♪