あなたが手にしているその紙、どう作られているか知っていますか?
みなさん、こんばんは。
愛原夢音です♪
今回もラジオで私が新発見したことをお伝えしたいと思います。
今回は、「紙づくり」についてです。
これからお話する内容は、AIR Gで
日曜日の午後6時30分から55分まで放送されている
「世界のあこがれ~北海道ブランド~」という番組です。
パーソナリティーは、鈴木舞さんです。
この番組は、世界に誇る北海道の産業などをピックアップして
発信しているものです。
その中から、私が思ったことや初めて知ったことを
お伝えしようと思っています。
さて、みなさん。毎日と言っていいほど使っている紙は、
どのように作られているかご存知ですか?
普段は意識せず当たり前のように使っている紙ですが、
どのように作られているかを知ることで見えてくる世界もありますよ!
それでは、紙がどのようにつくられているのかをみてみましょう!
紙と木の循環
紙の原料
紙の原料は、木材を細かく砕いたものです。
この木材というのは、建物の柱を削った端材(けずりもの)と
不要になった間伐材です。
不要になった間伐材は、細い木となっています。
森を育てるため、国内外から植林事業を行っており、
そこで育った木をまた切って使っているのです。
その伐採した木が、紙の原料になるのです。
一般家庭でも、ポストとしてリサイクル用の古紙を回収しています。
これにより、環境の負荷を軽減することができます。
リサイクル用の古紙回収BOXを見かけることも多くなったように思います。
もし見つけたら、投函してみるのもいいかもしれませんね。
見つけたら、私もやってみます。
原料としての木
原料としての木には、針葉樹と広葉樹の2種類があります。
- 針葉樹…北海道の大半を占めている木。ヒノキなど
- 広葉樹…ユーカリ、アカシアなど
紙を作る際には、針葉樹と広葉樹を混ぜ合わせて使います。
紙は白だけじゃない!茶色や白の紙ができる理由とは
パルプとは
パルプという言葉、皆さんはきいたことがありますか?
私は、聞いたことがあるのですがよく知りませんでした。
そんなパルプについて、ここからはお話していきます!
まず、先程の木を削った端材、チップを煮込んでいきます。
釜で煮込むような感じですね。
それから、木の繊維を取り出します。
それと同時に、木の繊維以外のものも取り除きます。
次に茶色いものを漂白して、紙の機械、抄紙機に通します。
こうして、紙ができていきます。
品質や用途に合わせて、白くしたり茶色に戻したりします。
ノートなどの文房具を買いに行くときに、書店などに行くと
白い紙のノートもありますが、茶色い紙のものもありますよね?
それは、用途や品質に合わせて作っているからなんですね。
私もその話を聞いて、「なるほど」と思わず深く頷いてしまいました。
紙のつくり方
具体的に、紙はどのように作っていくのかについて書いていきます。
まず、木からパルプを繊維状に取り出します。
次に100:1でうすめたものを抄紙機に通します。
それを平たいミート状にして脱水した後に、
ドライヤーで熱乾燥を行い水分を飛ばしていきます。
こうして、紙が完成するのです。
抄紙機の大きさですが、
幅5m~10m × 時速60㎏以上のスピード
という大きさで、1日5百トン~5千トンの紙を作っているそうです。
すごいですよね…!
交差する縦目と横目
パルプには、細い棒状になっている繊維があることを、
皆さんはご存知ですか?
私も初めて知ったのですが…
機械が操行していく中で、繊維をいろいろ絡ませることで
紙ができるんです!
紙には、縦目と横目があります。
- 縦目…縦状に線が並んでいて、綺麗に切れる
- 横目…破ったときに、横にギザギザになっているもの
繊維は縦状に線が並びやすいことも特徴です。
ラジオを聞いていると、自分がいかに漫然と過ごしているか、
いかに無知なのかを改めて思い知られれます。
普段気にしていないものでも、どれだけ世の中の役に立っているか…
意識するのとしないのとでは、全く違いますね。
これからもラジオを聞いて、知識と教養を身につけていきたいと
秘かに誓いを立てる私でした。
紙がリサイクルされるまで
ここからは、紙のリサイクルについてです。
まず、使用済みの紙は古紙として集めて工場で買い受けます。
それらを水を使ってパルプ状に解きほぐします。
しかし、古紙として集めた紙にはインクがのっているものがあります。
そのままだと再利用できないので、インクを取り除きます。
除去が終わって再利用ができる状態にしてから、
通常のパルプとチップを混ぜ合わせて紙を作っていきます。
古紙のうち、製紙原料は全体で約5割!半分です。
リサイクルの割合は増えてきており、回収率も高くなっています。
「木ともに未来へ」
未来をよくするためにも、木と紙の循環を意識することが大切です!
ここまで、お読みくださりありがとうございました!
次回も、お楽しみに…♪