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SUNDAY'S POST 「旅するカメラ」第2弾に写真家ハービー山口も参戦!ハービー・山口流写真術も大公開

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みなさん、こんばんは。

愛原 夢音です♪

 

今回は、SUNDAY'S POSTから。

ゲストは、日本を代表する写真家、ハービー・山口さんです。

 

旅するカメラ企画の第2弾についてや、

写真を取る際の心構えなどをお伝えしていきます!

 

 

 

SUNDAY'S POST 「旅するカメラ」第2弾がついに始動!

 

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突然ですがみなさん、カメラは好きですか?

 

写真を撮るのが好き、カメラが好き。

そんなあなたにぴったりな企画が、ついに動き始めます!

 

その名も、「旅するカメラ」。今回はその第2弾です!

 

この企画、どんな企画なのか簡単に説明しますね。

 

メインパーソナリティーである宇賀なつみさんと小山薫堂さんが

それぞれ1台ずつインスタントカメラで数枚撮影します。

 

そして、それをリスナーの方に送ります

 

そのインスタントカメラ受け取った方が数枚写真を撮影

それをまた次の人へ…とリレー式につないでいくという、

カメラに旅をさせよう」という企画なんです。

 

ところが!

 

この企画の第2弾が始動するまでには、

思ったよりも時間がかかってしまいました…。

 

なぜなら…

 

宇賀なつみさんのカメラは戻ってきたのに、

小山薫堂さんのカメラだけが全く帰ってこなかったからなんです…。

 

そう、行方不明でした。

 

諦めていた小山薫堂さんですが、先日、なんと!

 

小山薫堂さんのカメラが帰ってきました!

 

そしてそして、やっとこの企画の第2弾が始動する運びとなりました。

ここまでの道のりは長かった…。

 

と、いうことで「旅するカメラ」第2弾について

ここから詳しくお伝えしていきます。

 

まず、今回は宇賀なつみさん、小山薫堂さんに加えて

写真家のハービー・山口さんも参戦!

 

27枚撮りのインスタントカメラで写真を撮っていきます。

 

それぞれ1台ずつ与えられたインスタントカメラは、

枚数分しっかり取り切ります。

 

さらに!リスナーの方にも1台インスタントカメラをご用意。

合計4台で写真を撮っていきます。

 

リスナーの方のインスタントカメラは、リレー式でつないでいきます。

 

まず、最初に撮影する第1号の方を募集。

そして第2号の人、第3号の人…と、カメラを回します。

 

「私も参加したい!」という方がいらっしゃいましたら、

コチラをチェックしてみてください!

 

応募方法も記載されていますので、お見逃しなく。↓

www.tfm.co.jp

 

 

 

ちなみに…

 

カメラのシャッターを切るときは、自分が過ごした1日の中で

「あ、今私は幸せだな」と思ったその瞬間に目の前のものを撮れば良いのだそう。

 

上手く撮ろうとせずに、素直に撮ることが大切なのだそうです。

みなさんも、写真を撮るときに参考になさってくださいね。

 

偶然力を鍛えるってどういうこと?ハービー・山口人間力

 

日本を代表する写真家、そして小山薫堂さんのカメラの

師匠でもあるハービー・山口さん。

 

スタジオに入ってからというもの、息をするように

ずっと写真を撮っていらっしゃいます。

 

「写真への情熱が違う」と、小山薫堂さん。

ハービー・山口さんと一緒に、写真旅に出かけたことがあるそうです。

 

ハービー・山口さんが撮る写真には、

 

こんな瞬間があるのか

 

という良い構図の感動的なものが多いのだとか。

 

「どうすればこんなに素敵なシーンに出くわすんですか?」

 

小山薫堂さんは、ハービー・山口さんにそう尋ねたことがあるそうです。

 

ハービー・山口さんは、小山薫堂さんにこう返しました。

 

偶然力を鍛えるんです」。

 

人間力を鍛えれば、偶然が自分のところに引き寄せられる。

その話を聞いた小山薫堂さんは、

 

「さすが、人間力を鍛えてるんだな」と感心したのですが、

一緒に旅をしていると、あることに気付いてしまいます。

 

それは…

 

人間力じゃなくて強引」。

 

これは一体、どういうことなのでしょうか?

 

小山薫堂さんがハービー・山口さんと一緒に旅をしていたときのこと。

人の家の扉を開けて、中でテレビを見ているおじいさんに

 

「おじいちゃん、いいですか?こっち向いてください」

 

と言って、いつの間にか写真を撮っていたんです…!

 

これを見た小山薫堂さんは、内心ヒヤヒヤしたといいます。

なにしろ、いきなり入っていくわけですからね…。

 

しかし…

 

ハービー・山口さんのすごいところは、まさにそこなんです。

 

独特の笑顔と雰囲気で、誰もがハービー・山口さんに

心を開いて写真を撮ってもらう。

 

その写真に写っているのは、良い表情をした人ばかり。

 

これが、ハービー・山口さんの「人間力」なんですね。

 

カメラが汲み取る人間らしさ ハービー・山口のすごさとは

 

そんなハービー・山口さんは、20代の頃に10年間

イギリスに留学していました。

 

当時は、パンクロックの時代。

 

強面のパンクロッカーたちに、笑顔とソフトな雰囲気で近付いた

ハービー・山口さんは、彼らの写真をカメラに収めます。

 

笑顔とソフトな雰囲気で近付くと、相手は思わず隙を見せてくれる

そこが、その人の最も人間らしい表情なんです。

 

それを汲み取って写真に残す

そして、それを見た多くの人にその人の精神性が伝播していく…。

 

ハービー・山口さんの写真には、平和がどんどん波及して

広がっていく構図が浮かび上がってきます。

 

これも、ハービー・山口さんの人間力なのかもしれませんね。

 

 

ボーイジョージとルームシェア!?葛藤の末に才能開花した人の共通点

 

 

 ハービー・山口さんは23歳でロンドンに渡り、デビュー前のボーイジョージと

ルームシェアをしていました。

 

ボーイジョージは、ロンドン生まれのミュージシャン。

カルチャークラブというグループのボーカリストとしても、知られています。

 

ハービー・山口さんが当時住んでいたシェアハウスと同じフロアに、

ボーイジョージがいたのだそうです。

 

デビューしてからもボーイジョージとの親交は続き、ツアーに同行することも。

 

しかしボーイジョージがデビューするまでには、苦悩と葛藤がありました。

 

デビューする前から化粧をして電車やバスに乗ったりして、

クラブへと向かうボーイジョージ。

 

しかし、そういったカルチャーを好まない人は、当然いるわけです。

 

いわゆる保守的な方がたくさんいて、その人たちから罵声を浴びたり

唾を吐きかけられるといった散々な目に…。

 

そうして、悲しい顔をして帰ってくる。

 

それが、デビューするとさなぎが蝶になったかのように美しく舞って

観客から拍手され喝采を浴びます。

 

しかし認められるまで、デビューするまでが大変です。

 

ボーイジョージがデビューする前の葛藤を

間近で見てきた、ハービー・山口さん。

 

デビット・ボーイやマック・ポーランといった

新しいカルチャーをつくる人にも、そのような葛藤はありました

 

なぜなら、そのような人たちを社会は淘汰するからです。

ですが、それに負けずに打ち勝った人たちだけがデビューするのです。

 

それが信念の強さだ、とハービー・山口さんはいいます。

今から、50年も前のことです。

 

 

ハービー・山口に撮られるとビッグになるってホント?

 

 

ハービー・山口さんにまつわる、こんな伝説があります。

 

それは…

 

ハービー・山口さんに撮られるとビッグになる

 

これは一体、どういうことなのかというと…

 

ハービー・山口さんが写真を撮った方々は、

 

山崎まさよしさんの最初のビジュアルや、

THE BOOMというバンドのデビューアルバムなどなど…

 

さらに!

 

ドリカムの「LOVE LOVE LOVE」という楽曲のCDジャケット

ハービー・山口さんが撮ったんです!!

 

みなさん、ご存知でしたか?

 

名曲ですよね!まさに、ビッグになってます…。

 

 

マゴ写レターって?日本郵便がはじめた画期的なサービスとは

 

ここで、日本郵便からのお知らせです!

みなさん、マゴ写レターはご存知ですか?

 

これは、スマートフォンから簡単に写真つき往復はがきを

送ることができるサービスです。

 

「今年は帰省したくてもなかなかできなかった」

「離れて暮らしている、おじいちゃん、おばあちゃんに会えなかった…」

 

という方も多いのではないでしょうか?

 

そんなあなたにオススメなのが、このマゴ写レターです。

 

マゴ写レターのサイト内で、自分の写真(自撮りも可)と住所を登録すると、

おじいちゃん、おばあちゃんのもとへ往復はがきが届きます。

 

おじいちゃん、おばあちゃんはそのマゴ写レターを受け取って、

印刷されたお孫さんの写真を手元に残しつつ、

はがきの半分を使って返信することができます。

 

良い孫の日として制定されたのが、11月5日。

 

すでに締切は過ぎていて申し込みはできませんが、

マゴ写レターを出された方は11月5日には届くとのこと。

 

締切過ぎちゃった…という方は、ぜひ来年、マゴ写レターを。

 

詳しくはコチラでチェックしてみてくださいね!↓

 

www.magosha-letter.jp

 

プロ野球選手が突然素振りをはじめるのと同じ?ジャンルを超える情熱

 

ハービー・山口さんがカメラを常に持ち歩いているのは、

プロ野球選手が自分の布団にバットを置いて眠ったり、

ふと「あのフォームがいいんじゃないか」と思い立ち

いきなり素振りをはじめることと、全く同じです。

 

握り心地の良いカメラ、つまりいわゆる相性がいいものを探すわけです。

 

しかも!驚くべきなのは、食事のときも離さないということ。

入浴しているとき以外は手放さないというから、驚きです…。

 

カメラに対する情熱が全く違う、と仰っていた

小山薫堂さんの言葉の意味がよくわかります…!

 

ハービー・山口さん曰く、

 

まるで若いときに恋人の手をそっと握ったかのような高鳴りとときめき」。

 

それが、ハービー・山口さんが写真を撮る

モチベーションの1つとなっています。

 

 

待ち遠しかった手紙 届いても封を切らなかった理由

 

ハービー・山口さんは、ロンドンに10年間も留学されていました。

 

お金もないので留学というより遊学だった、と話すハービー・山口さん。

 

当時は携帯電話も、もちろんメールもありませんでしたから

通信手段は手紙しかありません

 

海外の場合は、エアメールですよね。

 

ハービー・山口さんは留学していた頃、

寂しくて寂しくてたまらなかったそうです。

 

郵便局の配達員が郵便受けに手紙を落とす、コトッという音。

 

ハービー・山口さんはアパートに住んでいたのですが、

当然、いくつもの部屋があるわけです。

 

郵便配達員がどの郵便受けに手紙を入れたのかは、わかりません。

 

自分宛かもしれないし、違う階に住む日本人かもしれない…

 

そう思いながらも、たまらずドアの方へと駆けていく

 

赤と青のエアメールに、「ミスターヤマグチ」と自分の名前が

書かれているのを見てようやくホッとする。

 

自分に手紙が来たことが余程嬉しかったのか、手紙をその場で

開けるのがもったいなくて2、3日封を切らなかったことも…。

 

そうまでして、心待ちにしていた手紙。

それは、両親からの手紙でした。

 

留学してからというもの、ハービー・山口さんは9年もの間、

日本に帰りませんでした。

 

留学して7年が経った頃。

 

両親がパリに来ることを手紙で知ったハービー・山口さんは、

パリへと向かいました。

 

もちろん、このことはハービー・山口さんのご両親は知りません。

 

驚かそうと思って、ハービー・山口さんはご両親のいるホテルへ

突然行って部屋のドアをノックします。

 

何も知らないご両親は、ハービー・山口さんの突然の訪問にびっくり。

サプライズは成功でした。

 

7年ぶりの、親子の対面。思わず、互いにハグをしたといいます。

 

今、ハービー・山口さんが1番手紙を書きたい人。

それは、過去の自分だといいます。

 

小学生のときの自分にあてて、手紙を書きたいとのこと。

 

写真家になりたいという夢は、昔からあったようです。

ですが、当時は病気を抱えていて明日への不安に怯えていたのだとか。

 

でも、「大丈夫だよ」と伝えたい。

 

信じたいことをやりましょう」。

 

ハービー・山口さんは、少年時代の自分に

そう手紙を書きたいと仰っていました。

 

 

あなたの人生、撮ります。ハービー・山口の息子が提案「宮廷写真家」とは

 

さて、話はハービー・山口さんのご子息の話題へ。

 

彼は大学を卒業し、立派な写真家になりつつあります。

小山薫堂さんも絶賛するほどの素晴らしい写真家なのだとか。

 

小山薫堂さんは、彼のプレゼンテーションを聞く機会があったそうです。

そこで提案されていたあることに、非常に興味を持ったといいます。

 

それは…

 

宮廷写真家」を職業にしようとしていること。

 

 

みなさん、この宮廷写真家という言葉、聞きなれない方も多いですよね。

私も初めて聞きました。

 

私のイメージでは、ベルサイユ宮殿のような美しい宮殿などの

建物を撮る写真家のことなのかと勝手な想像していたのですが…

 

全く違いました

 

 

昔、クラシックの音楽家王様に仕えて

王様のために音楽を書いていたんです。

 

要するに、王様のポートレートだったわけです。

 

これは、画家も同じことでした。

 

そして、現在。

 

彼が考えているのはオーナーを募集して、その方に仕え

専属写真家として仕事をすること。

 

もちろん、専属写真家として仕える期間は決まっています。

 

たとえば…

 

1週間をその人と共に過ごし、写真を撮る

 

これまでその人がどんな人生を歩んできたかを聞いた上で、をする。

 

そして、その人が幼いころに行った店

その人の記憶の片隅にありそうな風景を探りだして1冊の写真集にする。

 

それを、オーナーの方にプレゼントする。

 

そんなことを、仕事にしようとしているそうです。

アーティストとしての活動を行っていく、ということなんですね。

 

なんとも、素晴らしい考えです…!思わず、嘆息がもれました…。

 

 

ちなみに、宮廷写真家の「宮廷」。

皇族や貴族でなくても、大丈夫です。

 

一般の方でも、専属カメラマンの依頼はできます。

その点は、ご安心を。

 

ハービー・山口さんも、専属カメラマンの仕事は行っています。

 

カルチャークラブだけでなく、福山雅治さんの全国ツアー

2度も専属カメラマンとして同行。

 

やはり、専属であったがゆえに取れる「オーナー」のプライベートは

専属でしか撮れない貴重なものなのだそう。

 

宮廷写真家という仕事がますます魅力的に思えてきました。

ハービー・山口さんのご子息の活動にも注目していきたいところです。

 

 

ここまでお読みくださり、ありがとうございました!

次回もお楽しみに…♪