三伝票制の起票①入金/出金/振替伝票
みなさん、こんばんは。
愛原 夢音です♪
今回は、「三伝票制の起票の仕方」についてです!
入金伝票・出金伝票・振替伝票の起票の仕方について書いていきたいと思います。
入金伝票の起票
ユメノ店は、売掛金200円を現金で受け取りました。
この取引は入金取引なので、入金伝票に記入します。
どのように記入していくのか、みていきましょう!
例題
<取引>10月5日
ユメノ店は、売掛金200円を現金で受け取った。
なお、ユメノ店は三伝票制を用いている。
まず、入金伝票の起票の仕方について説明します。
仕訳をすると、
(現金)200 (売掛金)200 となりますよね。
この仕訳を起票していきます。
入金伝票には、入金取引が記入されています。
したがって、入金伝票の借方は「現金」と決まっています。
入金伝票の科目欄には仕訳の相手科目を記入し、金額欄に金額を記入します。
例題の取引を起票すると、以下のようになります。
入金伝票 | ←借方は現金 | ||
×1年10月5日 | |||
科目 | 金額 | ||
売掛金←相手科目を記入 | 200 | ||
出金伝票の起票
入金伝票の次は、出金伝票の起票方法について学んでいきましょう。
例題をもとに、どのように記入していくのか考えていきます。
ユメノ店は、買掛金200円を現金で支払いました。
この取引は出金取引なので、出金伝票に起票します。
例題 10月8日
ユメノ店は、買掛金200円を現金で支払った。
なお、ユメノ店は三伝票制を採用している。
仕訳をすると、
(買掛金)200 (現金)200 となりますね。
この仕訳を起票していきます。
出金伝票には出金取引が記入されます。
したがって、出金伝票の貸方は現金と決まっています。
科目欄には仕訳の相手科目を記入し、金額欄には金額を記入します
例題の取引を起票すると、以下のようになります。
出金伝票 | ←貸方は現金 | ||
×1年10月8日 | |||
科目 | 金額 | ||
買掛金←相手科目を記入 | 200 | ||
振替伝票の起票
ここからは、出金取引でも入金取引でもない取引を記入する
振替伝票について説明していきます。
ユメノ店は商品200円を売り上げ、代金を掛けとしました。
この取引は入金取引でも出金取引でもありません。
振替伝票にはどのように記入していくのか、
例題をもとに、一緒に考えていきましょう。
例題
<取引>10月10日
ユメノ店は、商品200円を売り上げ、代金は掛けとした。
なお、ユメノ店は三伝票制を採用している。
この取引を仕訳すると、
(売掛金)200 (売上)200 となりますね。
この仕訳を起票していきます。
三伝票制の場合、振替伝票には入金取引でも出金取引でもない取引が記入されます。
したがって、仕訳の借方または貸方の勘定科目が決まっているわけではありません。
入金伝票や出金伝票とは違い、仕訳の形で記入していきます。
例題の取引を起票すると、以下のようになります。
振替伝票 | |||||||
×1年10月10日 | |||||||
借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 | ||||
売掛金 | 200 | 売上 | 200 | ||||
入金伝票・出金伝票、振替伝票の起票については、お分かりいただけましたか?
参考になれば幸いです。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました!
次回もお楽しみに…♪