当期純利益／当期純損失

みなさん、こんばんは。

愛原　夢音です♪

今回は、「当期純利益と当期純損失」についてです。

当期純利益と当期純損失の計算

決算整理をして、精算表の修正記入欄、損益計算書欄、貸借対照表欄を埋めたら

最後に当期純利益（または当期純損失)を計算します。

買掛金や資本金などの決算整理のない勘定科目については、

試算表の金額をそのまま損益計算書欄（貸借対照表欄）に記入します。

当期純利益（当期純損失）は、損益計算書の収益から費用を差し引いて計算します。

収益が費用よりも多ければ当期純利益になるので、

損益計算書欄の借方に記入します。

それに対し、収益が費用よりも少なければ当期純損失になるので

損益計算書の貸方に記入します。

損益計算書欄で計した当期純利益（当期純損失）を

貸借を逆にして貸借対照表欄に記入します。

※当期純利益（当期純損失）は貸借対照表欄の貸借差額で計算することもできます。

当期純利益なら貸借対照表欄の貸方に記入し、

当期純損失であれば貸借対照表欄の借方に記入します。

試験では通常、修正記入欄や金額を移動するだけの勘定科目（資本金など）には

配点はありません。

修正記入欄を全部埋めてから損益計算書欄と貸借対照表欄を埋めるのではなく、

一つの決算整理仕訳を行った後で、その勘定科目の損益計算書欄または

貸借対照表欄を埋めていく方が、途中で時間がなくなっても確実に得点できますよ！

精算表の記入例を示すと、次のようになります。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　精算表

勘定科目	試算表		修正記入		損益計算書		貸借対照表
	借方	貸方	借方	貸方	借方	貸方	借方	貸方
現金	300						300
売掛金	600						600
繰越商品	100		50	100			50
建物	2,000						2,000
買掛金		255						255
貸倒引当金		5		7				12
減価償却累計額		720		60				780
資本金		1,000						1,000
売上		1,800				1,800
受取地代		240	180			60
仕入	900		100	50	950
支払家賃	120			70	50
	4,020	4,020
貸倒引当金繰入			7		7
減価償却費			60		60
（前払）家賃			70
（前受）地代				180				180
当期純（利益）					793			793*1
			467	467	1,860	1,860	3,020	3,020

各欄の借方合計と貸方合計は、必ず一致するので確認するようにしましょう！

当期純利益(当期純損失） は収益合計ー費用合計で計算します。

上の精算表の場合は、

1,860円ー1,067円＝793円　　　　　　となりますね。

収益＞費用　⇒　当期純利益(借方）

収益＜費用　⇒　当期純損失(貸方)

ここまでお読みくださり、ありがとうございました！

当期純利益／純損失について、お分かりいただけましたか？

次回もお楽しみに…♪

*1:損益計算書の

金額を貸借逆にして記入