未払金/未収入金
みなさん、こんばんは。
愛原 夢音です♪
今回は「未払金と未収入金」についてお伝えします!
商品以外のものを後払いで買った時
ユメノ店はカグヤ店から倉庫(建物)を買い、代金は月末に支払うことにしました。
代金の後払いは買掛金で処理するわけではなさそうです。
それでは、どのように仕訳をすればいいのかをみていきましょう。
建物(資産)を買っているので、建物(資産)が増えます。
※建物や土地などのことを固定資産といいます。
建物や土地、有価証券などの商品以外のものを代金後払いで買った時は、
あとで代金を支払わなければならない義務が生じます。
この義務は未払金(負債)で処理します。
※未払金は負債なので、増えたら貸方に記入します。
例題を解きながら、一緒に考えていきましょう。
例題
<取引>
ユメノ店はカグヤ店から倉庫(建物)を200円で購入し、
代金は月末に支払うことにした。
ここまでの知識を使うと、仕訳は…
(建物)200 | (未払金)200 |
となりますね。
商品を買った(仕入れた)時の未払額は買掛金で、
商品以外のものを買った時の未払額は未払金で処理していきます。
【重要】買掛金と未払金の違い
買掛金と未払金は間違えやすいので、注意が必要です。
有価証券も商品以外のものなので、
有価証券を買って代金を後払いとした時は未払金で処理します。
買掛金と未払金の違い | ||
---|---|---|
買ったもの | 文末の言葉 | 勘定科目 |
商品 | ~を仕入れた。 | 買掛金(負債) |
商品以外のもの | ~を購入した。 | 未払金(負債) |
未払金を支払った時
後日未払金を支払った時は、未払金(負債)の減少として処理します。
先程の例題をもとに、未払金を現金で支払った場合の仕訳を考えてみましょう。
仕訳は、
(未払金)200 | (現金)200 |
となります。
商品以外のものを買った時
先程の建物の売買を、カグヤ店の立場からみてみましょう。
カグヤ店はユメノ店に倉庫(建物)を200円で売り、
代金は月末に受け取ることにしました。
この場合、どのような仕訳になるでしょうか?
建物(資産)を減らして未収入金で処理
まず、建物(資産)を売っているので建物(資産)は減ります。
建物や土地、有価証券などの商品以外のものを売ると、
後で代金を受け取ることができます。
この権利は、未収入金(資産)で処理します。
例題を解いて、一緒に考えていきましょう。
例題
<取引>
カグヤ店はユメノ店に倉庫(建物)を200円で売却し、
代金は月末に受け取ることにした。
仕訳は、
(未収入金)200 | (建物)200 |
となりますね。
※未収入金は、未収金とすることもあります。
【重要】売掛金と未収入金の違い
買掛金と未払金の時と同様に間違えやすいのが、売掛金と未収入金です。
商品を売り上げた時の未収額は売掛金で、
商品以外のものを売った時の未収額は未収入金で処理します。
未払金を回収した時
後日未収入金を回収した時は、未収入金(資産)の減少として処理します。
したがって、未収入金200円を現金で回収した場合の仕訳は…
(現金)200 | (未収入金)200 |
となります。