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企業の健康経営の取り組み

 

みなさん、こんばんは。

愛原夢音です♪

 

今回は、企業の健康経営についてです。

 

 

この記事はこんな方におすすめ!

リスクマネジメントの重要性

 

企業内で過労死や過労自殺が発生すると、

 

安全配慮義務に違反した場合に、民事上の損害賠償責任が発生する

②社内に大きな衝撃が走る

③対外的な企業イメージが低下する

 

などのリスクが存在します。

 

また、そこまで至らなくても強いストレスを感じたり

従業員のメンタルヘルスの悪化を放置していると、

集中力・判断力の低下によってミスや事故が発生します。

 

その結果、他の従業員や顧客、地域住民の

安全と健康を脅かすなどのケースも考えられます。

 

以上のことからも、企業はリスクマネジメントの一環として

メンタルヘルス対策に真剣に取り組むことが大切となります。

 

リスクマネジメントとは?

 

さて、リスクマネジメントという言葉が出てきましたが、

皆さんはリスクマネジメントの意味をご存じでしょうか?

 

聞いたことがあるけど、意味はよくわからない…という方も

いらっしゃるかもしれませんね。

 

ということで、ここからはリスクマネジメントについて

簡単に説明します!

 

 

リスクマネジメントは、危機管理のことです。

リスク(これから起こると予測される問題)を事前に管理して、

不利益を最小限におさえる対応をとることです。

 

 

 

メンタルヘルス対策に必要なワーク・ライフ・バランス

 

皆さんは、ワーク・ライフ・バランスという言葉をご存知でしょうか?

聞いたことがある方も多いと思います。

 

ワーク・ライフ・バランスとは、仕事と生活の調和をはかることです。

 

 

仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)憲章」及び

「仕事と生活の調和推進のための行動指針」が

2007年に政労使合意により、内閣府で決定されました。

 

この憲章では、仕事と生活の調和が実現した社会を、

 

「国民一人ひとりが、やりがいや充実感を感じながら働き、

仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域生活などにおいても、

子育て期、中高年期といった人生の各段階に応じて多様な生き方が

選択・実現できる社会」                    としています。

 

 

 

 

 

 

ワーク・ライフ・バランスの実現により、

次のようなことが期待されています。

 

 

①就労による経済的自立が可能な社会

②健康で豊かな生活のための時間が確保できる社会

③多様な働き方・生き方が選択できる社会

 

 

 

生産性の向上

 

強いストレスなどによってメンタルヘルス不調を発症すると、

従業員個人の集中力、判断力、生産性が低下すると思われがちですが、

それだけではありません。

 

休業者が発生した場合、

その業務を分担する残った従業員の負荷も高まるなど、

会社全体に影響を及ぼします。

 

米国立労働安全衛生研究所(NIOSH)の「健康職場モデル」によると、

従業員の健康や満足感と、組織の業績や生産性は両立できる」とされています。

 

相互作用があり、お互いに強化することができるといわれています。

 

 

 

健康経営と健康経営銘柄

 

健康経営とは

 

従業員などの健康管理を経営的な視点で考え、

従業員の活力向上や生産性のなどの組織の活性化を図り、

結果的に業績向上につながるよう、戦略的に実践していくことを

健康経営といいます。

 

健康経営銘柄

経済産業省東京証券取引所は、優良な健康経営をしている企業を

健康経営銘柄として公表しています。

 

健康経営銘柄について、もう少し詳しく見ていきましょう。

 

 

健康経営銘柄とは?

 

健康経営銘柄は、従業員の健康管理やリスクを経営的な視点で捉えて、

戦略的に改善に向けて行動している企業を評価するものです。

 

企業が行う従業員の健康対策や取り組みは、

従業員の活力向上や安定した労働力の維持につながります。

 

それにより、業績や企業価値といった企業の評価が上がり、

投資家や市の材料の1つにもなります。

 

 

 

健康経営銘柄の選定対象

 

東京証券取引所に上場している全ての企業

健康経営銘柄の選定対象となります。

 

その中から、原則1業種1社を健康経営銘柄として選定しています。

 

健康経営銘柄の選定は、平成27年から始まりました。

 

 

未上場企業でも健康経営が認定される!?

平成29年に、「健康経営優良法人認定制度」が始まりました。

 

この制度は、日本経済団体連合・日本商工会議所などの組織から構成される

「日本健康会議」による認定制度です。

 

「健康経営優良法人認定制度」は、

健康経営に取り組む優良な法人を認定するものです。

 

従業員・求職者のみならず、関係企業や金融機関などから

従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に取り組んでいる法人として

社会的に評価を受けられる環境整備を目標としています。

 

 

まとめ

メンタルヘルスが悪化した場合、ミスや事故が発生する

 

◎NIOSHの健康職場モデルによると、

 従業員の健康や満足感と組織の生産性は両立できるとされている

 

メンタルヘルスは、ワーク・ライフ・バランスにもつながる