部下から相談を受けたら、どう対応すべきか
みなさん、こんばんは。
愛原 夢音です♪
みなさんは、部下から相談を持ち掛けられたとき、どのように対応しますか?
どう対応すれば良いかわからない…という方もいらっしゃるかもしれませんね。
そこで、部下からの相談にどのように対応すれば良いのかを6回にわけて
書いていこうと思います。
今回は、「相談対応の基本」についてです。
この記事はこんな方におすすめ!
人間関係の悩みはコミュニケーションの阻害が原因
管理監督者にとって、コミュニケーションの鍵となる野庭、
従業員からの相談に対応する中で話を聴くことです。
話し手が「話を聴いてもらtった」と感じると気持ちがすっきりして、
気持ちをわかってもらえたという安心感が生まれます。
また、相手の距離感にも好影響を及ぼし、親しみが増すともいわれています。
職場の人間関係の悩みは、
コミュニケーションの阻害(機能不全)によって生じるのです。
「ジョハリの窓」で居心地の良い職場風土の形成を
「ジョハリの窓」で自分を知る
みなさんは、「ジョハリの窓」という言葉を聞いたことはありますか?
「ジョハリの窓」とは、
- 自分が知っている領域
- 自分が知らない領域
- 他人が知っている領域
- 他人が知らない領域
の4つの視点から自分を知る方法のことです。
自己分析に使われることもあります。
ジョハリの窓には、以下の4つの領域があります。
自分が知っている | 自分が知らない | |
---|---|---|
他人が知っている | 解放領域 開かれた窓 |
盲点領域 見えざる窓 |
他人が知らない | 隠蔽領域 隠されている窓 |
未知領域 暗黒の窓 |
たとえば…
発注ミスをした部下に気付かない上司は、部下から見ると隠蔽領域になります。
職場のメンタルヘルスを考えた場合、
部下の隠蔽領域を解放領域へ移行させるには、どうすればいいのでしょうか?
それは、管理監督者側から発信される
良質で積極的なコミュニケーションを積み重ねることです。
それによって、従業員の自己開示が促進され
居心地の良い職場風土が形成されていきます。
コミュニケーションの3つの性質
コミュニケーションには、大きく分けると以下の3つの性質があります。
①道具的コミュニケーション
スムーズな業務遂行の道具となるコミュニケーションのことです。
日常的なコミュニケーションですね。
相手に「何かしてほしい」という気持ちは、道具的コミュニケーションになります。
②自己充足的コミュニケーション
- 話したい
- やり取りしたい
という気持ちが土台となるものが、自己充足的コミュニケーションです。
人間関係の形成、維持向上、緊張解消などの効果があります。
挨拶も自己充足的コミュニケーションの一つです。
③返報性(互恵性)の法則
人から何かしてもらうと、
「もらったものと同じものを返さな変えさなければならない」という
気持ちになりますよね?
それが、返報性(互恵性)の法則です。
上司が部下に対して粘り強くコミュニケーションを積み重ねていくと、
この法則によって、部下の中で上司とのコミュニケーションを
図らなければいけないという意識につながっていきます。
まとめ
◎管理監督者が「最近どうかな?」と従業員に声をかけるコミュニケーションは、
自己充足的コミュニケーションである
◎「新入社員のビジネスマナーの未熟さに、同行する先輩が冷や汗をかいている」と
いうのは、新入社員からみるとジョハリの窓でいう盲点領域である
◎上司への信頼感が高まることは、部下の隠蔽領域の情報を
解放領域に移行させることにつながる