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ストレス反応はどのように現れるのか?

みなさん、こんばんは。

愛原 夢音です♪

 

今回は、「ストレスの現れ方」についてです。

 

ストレス反応はどのような面で現れるのか、

仕事ぶりに現れる変化にはどのようなものがあるのかを書いていこうと思います。

 

 

 

 

 

この記事はこんな方におすすめ!

 

変化は身体・心理・行動面に現れる

 

ストレス反応は、「身体面」「心理面」「行動面」に現れます。

 

 

長時間ストレスにさらされたり強いストレスを受けたりした場合は、

ストレス要因の種類に関係なく同じ反応が生じます。

これを、汎適応症候群といいます。

 

 

また、ストレス反応はストレスを受けた直後に生じやすい「急性反応」と、

長期間ストレスを受けたことで生じやすくなる「慢性反応」とに分けられます。

 

 

身体的反応

 

急性反応 動悸、発汗、顔面紅潮、胃痛、下痢、震え、
筋緊張、めまいなど
慢性反応 疲労、不眠、循環器系症状、消化器系症状、神経筋肉系症状、
内分泌の異常(糖尿病など)、倦怠感、不定愁訴など

 

 

特徴

・「具合の悪さ」として体感されやすい。自分で気づきやすい。

 

 

心理的反応

 

急性反応 不安、緊張、怒り、興奮、混乱、落胆、焦燥感など
慢性反応 不安、短気、抑うつ無気力(何もかもが嫌だ)、イライラや不満
退職願望(会社を辞めたい)、億劫、自責感など

 

特徴

・「具合の悪さ」として体感されやすい。

 

 ・気付いても対処の仕方が難しい。

 

 ・「こうなったのは自分の性格が弱いから」「自分がしっかりしていないから」と

 自責的に認知してしまう。

 

・逆に他罰的になって職場を批判的に捉えてしまい、

 職場の人間関係がうまくいかなくなる場合もある。

 

 

◇行動的反応

 

急性反応 回避、逃避、エラー、事故、口論、喧嘩、どなる など
慢性反応 遅刻、早退、欠勤、作業能率の低下、大酒、喫煙、過食、
趣味をしなくなる など

 

 

特徴

・自分では気付かなくても、周囲の人が気づきやすい。

 

 

仕事ぶりに現れる反応

 

 

職場では、ストレス反応が仕事ぶりや出勤状況に現れます。

 

いつもなら間に合うような仕事も期限に間に合わなくなったり、

取引先からの苦情が目立つようになります。

 

 

上司に指摘された場合は、

素直に自分の状況を振り返ってみることが必要です。

 

 皆さんも、チェックしてみてください!

 

 

職場でみられる「いつもと違う」様子

 

職場でみられる「いつもと違う」様子*1

 

 

①遅刻、早退、欠勤が増加

②休みの連絡が無い(無断欠勤がある)

③残業、休日出勤が不釣り合いに増える

④仕事の能率が悪くなる。思考や判断力が低下する

⑤報告や相談、職場での会話がなくなる(あるいはその逆)

⑥表情に活気がなく、動作に元気がない(あるいはその逆)

⑦不自然な言動が目立ち、同僚と言い争いになったりする

⑧仕事のミスや事故が目立つ

⑨服装が乱れたり、衣服が不潔になったりする

 

 

 

 

まとめ

◎行動面の変化は「急性反応」と「慢性反応」とに分けられる

 

◎「最近、元気がない」というのは、心理面の変化の「慢性反応」である

 

◎身体面の変化には、身体疾患が含まれる

 

◎仕事のミスが増えて目立ってくるのは、「仕事ぶりの変化」といえる

 

*1:出典:厚生労働省「職場における健康づくり」の『「いつもと違う」部下の変化』より改変