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その無気力、もしかしたら学習性無力感かも?

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みなさん、こんばんは。

愛原 夢音です♪

 

今回は、「無気力が起こす深刻な病」についてです。

 

 

誰でも、無気力になってしまうことは一度や二度あると思います。

しかし無気力が長引いてしまうと、心の病にかかってしまうことがあります。

 

今回は、無気力が引き起こす「学習性無力感」について詳しくみていきます。

 

 

 

 

学習性無力感とは?

 

 

学習性無力感とは、

過去に困難な状況に置かれて、その状況に全く対処できなかった経験から

「無気力になること」で心理的に折り合いをつけてしまった状態のことをいいます。

 

この「学習性無力感」は、病名ではなく心理学の用語です。

 

 

うつ病のリスクも高まる学習性無力感

 

・「やってみたい」という意欲的な気持ちよりも、

 「やっても無駄」という諦めの気持ちが強くなっている

 

・これまで挑戦してきたことに対して、

 再挑戦する意欲が全くわかなくなっている

 

 

このようなことが長引いた場合は、

「学習性無力感」に陥っている可能性があります。

 

 

深刻な無気力の原因にもなりやすく、

うつ病などの心の病気につながるリスクも高くなります

 

 

日常から消える充実感

 

 

それでは、学習性無力感はどのように克服していけばいいのでしょうか?

 

 

充実した生活を送るうえで大切なことは、

何かをする「気力」があることです。

 

一時的に無気力になってしまうことはあっても、

少し休んだり好きなことをしてストレス発散をすることで、

ほとんどの場合は元の状態に戻ることができます。

 

しかし、無気力が長時間続く場合は注意が必要になります。

 

 

学習性無力感に陥ってしまうと、

日常生活でも新しいことに挑戦しにくくなってしまいます。

現状維持にとどまってしまうのです。

 

その結果、深刻な無気力状態になってしまいます。

 

無気力状態が続くと、

自尊心の低下や気持ちの落ち込みといった問題も生じてきます。

 

 

 

苦手意識や過去の辛い体験が学習性無力感の原因に

 

 

ある程度の期間、回避する術が全くない状況に置かれると

自分の状況を諦めて受け止めるしかなくなります。

 

自力では解決困難な辛い状況として、

幼少期の辛い体験が原因になることも多いのです。

 

虐待やいじめは、その一例です。

 

 

苦手分野や苦手意識を持っているもの(こと)に対して

自信を失ってしまうと、「自分は何をやってもだめだ」と

強い自己否定をしてしまいます。

 

それが、「学習性無力感」となるのです。

 

 

学習性無力感の対処法と克服法

 

無気力の原因は学習性無力感とは限らない

 

無気力の原因の全てが、学習性無力感とは限りません。

無気力の原因が学習性無力感かどうかを見極める必要があります。

 

日常生活において意欲が全くなくなっている状態かどうか、

考えてみてください

 

意欲がない状態が続いている場合、

特に自分自身の潜在能力を

全く発揮できないと感じている場合は、要注意です。

 

  • その状態がいつから始まったのか
  • きっかけは何だったのか

 

を考えてみてください。

 

これらを明確にした上で、無気力の原因が

学習性無力感によるものであれば、

まずはそれをしっかりと認識することが大切です。

 

 

達成感の積み重ねで学習性無力感を克服

 

学習性無力感から抜け出すには、

新しいことに挑戦する気持ちを「学ぶ」ことが大切です。

 

 

自分がしていることや、これからやろうとしていることを、

自信を持つ状態へ意識的に自分を変えていくことで、

学習性無力感を克服することができるようになります。

 

 

まずは、自分の未来に希望を持つことが大事です。

 

 

それでは、具体的には何をすればいいのでしょうか?

 

 

それは、自分が達成できる目標を立てて行動することです。

 

小さな目標を立てて、それが達成出来たら

自信がつきますよね。

 

自信がつくと、もっともっと上を目指したくなりませんか?

 

 

そのモチベーションが、さらに新しい目標を作って

挑戦してみるという行動につながっていきます

 

小さな成功体験を積み重ねることで、

自己肯定感も上がっていきますよ♪

 

 

 

カウンセリング・認知行動療法が良い場合も

 

自力では上手くいかないと思ったら、

カウンセリングを受けるなど、専門家を頼ることも考えましょう。

 

「どうせやっても無駄」といった心理的な問題に対処するには、

認知行動療法が望ましい可能性もあります。

 

場合によっては、うつ病などの心の病気になっている

可能性もあるので注意が必要です。

 

 

 

『All About 「どうせ…」の無気力が起こし得る深刻な心の病気』を参考に執筆