【解説】ブリーフセラピーの効果と特徴
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みなさん、こんばんは。
愛原 夢音です♪
今回は、「ブリーフセラピー(短期療法)」についてです。
前回の記事にも何度か出てきた
ブリーフセラピーについて、詳しくみていきたいと思います。
ブリーフセラピー(短期療法)とは
ブリーフセラピーは、
- ブリーフサイコセラピー
- 短期療法
- 短期精神療法 とも呼ばれています。
ブリーフセラピーは短期間で治すことを目的としていて、
精神症などのカウンセリングにも使われています。
治療は、10~20回の治療を目安としています。
ブリーフセラピーの特徴は、患者に対する
精神面と経済面の負担が少なく効果が出るのが早いということです。
※即効性はありますが、個人差があるので注意してください。
ブリーフセラピーにはどんな効果がある?
ここからは、ブリーフセラピーの効果について
書いていきたいと思います。
ブリーフセラピーにはいくつかの学派がありますが、
その学派の全てに共通していることがあります。
それは、問題や心の病の原因を過去に遡って探すことではなく
現在の小さな変化に注目し、前向きな考え方をしていくということです。
現在・未来を見つめ直すブリーフセラピー
ブリーフセラピーには解決志向型の意味もあります。
過去ではなく現在や未来について見つめ直す療法なのです。
ブリーフセラピーの効果は、患者自身が現在抱えている問題を
自力で解決することができるということです。
いろいろな手法のカウンセリングと、
さほど変わらない結果を短期間で実践することができます。
問題解決志向アプローチで解決策に目を向ける
ブリーフセラピーの技法には、解決志向型アプローチが使われています。
問題が生じている物事への解決策を自覚させるのです。
ブリーフセラピーの3つの技法
ブリーフセラピーには、以下の3つの技法が挙げられます。
①上手くいっているときには、修正をしない
②上手くいった経験が、一度でもあればそれを実行する
③上手くいかないときには、別の方法を探す
上手くいっていることを患者に自覚させることも、
ブリーフセラピーを行う上では大切です。
上手くいっているのが当たり前だと自覚させることで、
原因よりも解決策に目を向けさせるようにすることが、
この療法では一番大切なこととなります。
上手くいったときのことを思い出すことも有効です。
上手くいかないときは、考え込まずに別の方法を探してみましょう。
案外、良い解決策が浮かんでくるかもしれません。
【参考】ブリーフセラピーとは何?短期精神療法の効果や技法、事例を解説