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生き方をも左右するスキーマとは?

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みなさん、こんばんは。

愛原 夢音です♪

 

 

今回は、「認知的アプローチ」についてです。

 

 

 

 

認知的アプローチとは

 

認知的アプローチとは、

自身のものの捉え方のクセやゆがみ、思考パターンを

把握して修正していくことで

感情やストレスをコントロールする手法のことです。

 

ストレスにさらされることが多い管理監督者にとっては、

ものの見方・捉え方(認知)はセルフケアを行う上で特に重要となります。

 

 

ものの捉え方にどのような認知のゆがみがあるのかを

分析するために、自動思考を記録するという方法もあります。

 

自動思考は、その人の心の根底に存在する

スキーマ」から生じると考えられています。

 

 

 

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スキーマは認知のクセの設計図

 

 

心の根底に存在する考え方のクセ、「スキーマ」。

スキーマとは、一体何なのでしょうか。

 

ここからは、スキーマについて詳しくみていきます。

 

 

スキーマとは

 

スキーマは、「考え方のクセをつくる設計図」を

意味する心理学の用語です。

 

 

自動思考の奥にある核となる信念がスキーマなのです。

 

 

 

スキーマにはどのようなものがあるか

 

スキーマにはどのようなものがあるのか、

例を挙げてみていきたいと思います。

 

 

 

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上の図のように、「私はだめ人間だ」という

強い自己否定のスキーマを持ってしまうと、

生き方に多大な影響を与えてしまいます。

 

 

他にも、以下のようなスキーマがあります。

自分に当てはまるかどうか、みなさんもチェックしてみてください。

 

 

スキーマの例

 

  • 完璧でないと気が済まない
  • いつも他者から嫌われていて、孤独を感じる
  • 誰かの助けがないと、私は何もできない
  • 私はだめな人間だ
  • 私にはなんの才能もない
  • いつも裏切られているから、絶対に他人なんて信じない

など

 

 

認知行動療法スキーマを変える

 

一言で表すと、スキーマは「認知の中心にある信念」です。

 

スキーマを改善するのに効果的なのが、認知行動療法です。

 

認知行動療法は、認知を深く掘り下げて考え方のクセを発見し

思考のゆがみを修正していく療法です。

 

凝り固まった固定観念から抜け出し、

色々な考え方があるということを意識することが大切になります、

 

行動と感情が変わると、認知にも変化が現れるようになります。

 

 

スキーマがネガティブ感情を高める

 

実際に起きた出来事が、感情や行動に

直接影響を与えているわけではありません。

 

 物事の受け止め方や考え方のクセである

スキーマ」にゆがみが生じていると、

ネガティブな感情や不安が高まるといわれています。

 

 

 

【参考】

心理学用語スキーマとは?意味、定義について[認知行動治療] | キッズメンタルねっと | 子どもの心理メンタルヘルス情報サイト

 

 

デビッド・D・バーンズは、認知のゆがみには

以下の10のパターンがあると提唱しています。

 

 

◇バーンズの認知のゆがみの10パターン

 

①全か無か思考 物事を白黒つけたがる
②一般化のしすぎ 悪いことは「また起こる」「運命」と思い込む
③心のフィルター 悪い面ばかり見てしまう
④マイナス思考 良いことを悪いことにすりかえる
⑤結論の飛躍 明確な理由なく、悲観的な結論を出す
⑥誇大視と過小評価 失敗を大きく捉え、成功をあまり評価しない
⑦感情的決めつけ 自分の感情のみで物事を判断してしまう
⑧すべき思考 ~すべきと考えがち
⑨レッテル貼り 失敗したときに、自分にレッテルを貼る
⑩自己関連づけ 悪いことを自分の責任にしてしまう

 

 

 

自動思考や認知行動療法については

以下の記事にまとめているので、

こちらも是非読んでみてください。

 

jyumeno.hatenablog.com