ユメノオト

ラジオライフ

ラジオのちょっとトクする話

あなたは知っていますか?復職支援の味方、リワークプログラム

f:id:jyumeno:20200502180646p:plain


みなさん、こんばんは。

愛原 夢音です♪

 

今回は、「リワークプログラム」についてです。

 

 

 

 

 

リワークプログラムとは

 

リワークプログラムとは、

 

 

などのメンタルヘルス不調を理由に休業した人を対象に、

職場復帰へ向けて行われるトレーニンのことです。

 

 

  • 通勤を想定したトレーニン
  • 再発しないための知識学習
  • 能力開発
  • 体力回復を目的としたプログラム   などを行います。

 

復職後も再発せずに働き続けることを目的とした

プログラムが多く用意されています。

 

プログラムの実施形態は、個人に対して実施するものや、

集団だからこそ成立するもの、講義形式のものもあります。

 

 

リワーク支援

 

職場復帰や復職のことを、リワーク支援と言います。

復職支援、職場復帰支援とも呼ばれています。

 

うつ病統合失調症などのメンタルヘルス不調が原因で

休職している人に対し、復職に向けたリハビリを行います。

 

 

リワークプログラムを受ける意味や目的

 

復職に自信がある場合でも、人事や主治医から

リワークプログラムを勧められることがあります。

 

復職する自信があるのに、

なぜリワークプログラムを勧められるのでしょうか?

 

 

リワークプログラムを受けるよう勧められるようになった背景には、

病状の再発の可能性や再休職のリスクの高さがあります。

 

主治医は病状の管理はできますが、

毎日の過ごし方や生活習慣まで管理することはできません。

 

人事が求める復職可能な状態と、

主治医が判断する復職可能な状態は大きくかけ離れています

 

病状が安定しても、規則的に過ごせるところまで

回復しなければ通勤は難しくなります

 

早期に復職したことで病状が再発・再燃し、

再び休職してしまうケースが多くなっているのです。

 

リワークプログラムの最終的な目標は、

復帰後も再休職することなく就労を継続することです。

 

毎日決まった時間に決まった場所へ通い、

個人や集団の中でプログラムをこなし

復職に向けてリハビリテーションを行います。

 

そうすることで、再休職することなく

長期的かつ継続的な就労につなげることができます。

 

 

 

リワークプログラムを受けられる施設

 

リワークプログラムを提供している施設は、

 

 

 

リワークプログラムが増加した背景

 

 

リワークプログラムを提供する施設は、年々増加しています。

 

障害者職業センターは、

障害者雇用促進法に基づいて全国に設置されています。

 

就職や職場定着のためのトレーニングを行う就労支援事業所でも、

リワークプログラムを提供する事業所が増加しています。

 

企業内にリワーク制度を持つ企業はまだ多くありませんが、

医療機関や行政機関、福祉サービスでリワークプログラムを

受けられるようになってきました。

 

 

それぞれの施設が行っているリワークプログラムの特徴

 

医療機関障害者職業センター、企業、就労移行支援事業所の

それそれの特徴についてみていきましょう。

 

 

医療機関

 

医療機関のリワークプログラムは、

心療内科や精神科などのクリニックで行われています。

 

  • 特定の心理プログラム
  • 教育プログラム
  • 個人プログラム
  • 集団プログラム
  • そのほかのプログラム

 

特定の医療

プログラム

認知行動療法のように、主に集団で心理療法を実施。
症状の自己理解や自己洞察を高めることが目的。

教育

プログラム

病気の理解、セルフケアなどを講義形式で学習。
症状の自己理解を深めることが目的。

個人

プログラム

読書や資格勉強、仕事に関する作業や作文を行う。

集中力の持続力を高め、仕事の進め方を身につけることが目的。

集団

プログラム

集団でディスカッションなどを行う。
感情表現や対人能力、自己洞察力を高めることが目的。

その他の

プログラム

基礎体力の回復やリラクセーションが目的。
ウォーキングや呼吸法などを行う。

 

 

医療機関のプログラムは、

 

  • 症状の自己理解
  • コミュニケーション が目的となっているものが多くなっています。

 

 

治療の一環として、認知行動療法を受けることができ

症状の回復と安定を目指すことができます。

 

対象となるのは、うつ病躁うつ病統合失調症などの

メンタルヘルス不調が原因で休業し、復職を目指す人です。

 

失業中で就職を目指す人は対象外になります。

 

 

障害者職業センター

 

障害者職業センターは、

独立行政法人 高齢・障害・休職者雇用支援機構が

障害者雇用促進法に基づいて設置・運営しています。

 

 

求職者だけでなく、復職先の事業主に対しても

職場復帰へ向けた支援を行っているのが特徴です。

 

職場復帰のコーディネーターが、

求職者本人と事業主・主治医のすり合わせのもと

支援プランを作成し、トレーニングを実施します。。

 

 

本人から企業への連絡や交渉に関する支援、

本人から主治医への連絡や相談に関する支援が行われているのが特徴です。

 

企業・利用者・主治医の3者が連携することで支援が行われます。

 

対象となるのは、

メンタルヘルス不調原因で休職中となり、復職を目指す人です。

 

現在失業中で職場復帰を目指す人は対象外となります。

また、公務員は障害者職業センターを利用することができません。

 

 

企業

 

数は多くはありませんが、

企業内にリワーク制度を持つ企業もあります。

 

行われるリワークプログラムの内容は企業によって異なっていて、

 

  • ためし出勤
  • EAP(従業員支援プログラム)などを導入している企業もあります。

 

 

就労移行支援事業所

 

就労移行支援事業所でも、

リワークプログラムを提供する事業所が増加しています。

 

就労移行支援事業所では、就職を目指す障害のある人や

難病の人が就職や職場定着に向けて訓練を行う

通所型の障害福祉サービスです。

 

ここでは、以下のようなことを行っています。

 

  • 仕事に必要な知識の学習
  • チームワークや対人能力など、社会で必要なスキルの学習
  • 日常生活や生活習慣の見直しを目的としたプログラム
  • 就職活動のサポート                   など

 

 

事業所ごとに様々なプログラムが用意されています。

 

就職支援が目的となっているため、スキルアップ

目的としたプログラムが豊富となっているのが特徴です。

 

 

各施設のメリットとデメリット

 

 

ここからは、それぞれの施設のメリットとデメリットについて

書いていきたいと思います。

 

 

医療機関

 

医師による専門的な治療が受けられます。

 

しかし、専門的なビジネススキルの学習や定着支援は

プログラムには含まれておらず、前年度の所得によって

費用が多くかかることもあります。

 

主治医の変更が必要となるケースも多くなっています。

 

 

障害者職業センター

 

主治医や事業主と連携したサポートを受けることができます。

サポートは無料で受けられます。

 

しかし、障害者職業センターは施設数が少なく

近場で受けることができません。

そのため、通所に時間がかかり交通費が増えてしまいます。

 

また、専門的なプログラムも少なく、利用するまでに

時間がかかります。

 

 

就労移行支援事業所

 

スキルアップにつながるプログラムが受けられます。

復職だけでなく、転職にも対応できます。

 

一部の事業所では、ランチや交通費がしきゅうされます。

通所に係る自己負担が少なくて済みます。

 

前年度の収入によっては、利用料がかかることがあります。

 

 

 

【参考】リワークプログラムの内容は?|リワーク、復職支援のニューロワークス

 

 

ここまでお読みくださり、ありがとうございました。

次回もお楽しみに…♪