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不調を起こした部下に、上司が取るべき対応とは?

みなさん、こんばんは。

愛原 夢音です♪

 

 

職場内外のストレス要因として管理監督者が把握するべき内容と、

不調がみられる部下への対応の仕方について書いていきたいと思います。

 

 

 

この記事はこんな方におすすめ!

 

長時間労働以外で注意すべき3つの内容

 

職場における部下のストレス要因として、

管理監督者が注意すべきものには次のようなものがあります。

 

①自信を失う体験

・業務内容の変更
・人事異動による新たな業務への不適応
・仕事上の大きな失敗
・査定の低さ
・左遷のような異動
・昇進の遅れ                  など

 

②社会的に糾弾される立場に追い込まれる状況

・業務を通して、社会的に重大な事故や事件の責任を追及される
・世間から厳しい批判を受けるような状況
 ⇒自殺を招く危険性あり

 

③孤立無援の状況

・海外など遠隔地における単身での困難な業務
・顧客先に一人で長期間常駐しての業務
・人間関係のトラブルによる職場での孤立
 ⇒自殺を招く可能性あり

 

 

職場以外のストレス要因

 

喪失体験がメンタルヘルス不調を引き起こす

 

職場以外のストレス要因としては、喪失体験などの様々な原因があります。

こうした喪失体験が、メンタルヘルス不調を引き起こします

その多くは、うつ病です。

 

 

職場以外の3つのストレス要因

 

職場以外の3つのストレス要因は、次のようになっています。

 

①喪失体験

喪失体験とは、自分自身の身の回りで大切なものや慣れ親しんだものを失うこと。

・家族との死別・子供の独立
・離婚、失恋
・引っ越し
・自身の知力や能力の衰え                 など

 

②家族や家庭の悩み

「悩みの種」とも呼ばれるもの。

・自分自身や家族の病気、怪我
・子供の非行
・経済的な困窮
・借金
・犯罪や災害との遭遇            など

 

③責任の増大

・自分自身の家庭内での責任の増加
・自身の結婚

・自身(配偶者)の出産
・寂しさ(育児により妻と自分との会話が少なくなる、など)

 

 

上司が取るべき部下への支援と対応は?

 

 

管理監督者は今までに挙げたストレス要因を把握して、

ケースに応じた部下への支援や対応(ラインケア)を行う

ことが求められます。

 

 

◇上司が取るべき部下への支援と対応例

ケース 上司が取るべき支援や対応
うつ病などのメンタルヘルス不調の発生が
考えられる原因が存在する場合

メンタルヘルス不調との関連性が高い

ストレス要因を極力職場からなくす

ストレス要因を抱えていると思われる部下に気付いた場合

・注意深く様子を観察する

・しばしば声をかけて心身の

   健康状態をチェックする

・必要に応じて、医師などによる

   健康状態のチェックを受けてもらう

ストレス要因が私生活に起因している場合

・自然なタイミングでさりげなく

   心身の状態を確認する

・可能な範囲で注意を向ける

ストレス要因はわからないが、勤務態度や言動などに変化がみられた場合

・必ず声かけを行い、

   心身の健康状態を確認する

 

喪失からメンタルヘルス不調になった場合、

自覚のない人が多いので、些細な変化も見逃さないようにしましょう!

 

 

まとめ

メンタルヘルスを起こす要因としては、

 「長時間労働」「自信を失う体験」「社会的糾弾を受ける立場になる」

 「孤立無援の状況」などが挙げられる

 

◎上記のうち、「社会的に糾弾される立場」と「孤立無援の状況」の方が

    危険性は高い

 

◎子供が生まれると、家庭内での責任が増大するとともに、

   配偶者がかまってくれないなどの寂しさも要因となってメンタルヘルス不調に

   なる可能性がある

 

◎上司が取るべき対策として、

    私生活に起因したストレス要因を抱えた部下については、

    さりげなく心身の状態をたずねるなど、

    無理のない範囲で注意を向けることが望ましい