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ストレスのメカニズムとストレッサー

 

みなさん、こんばんは。

愛原 夢音です♪

 

 

今日お届けする内容は、「ストレスのメカニズムとストレッサーについて」です!

 

この記事はこんな方におすすめ!

 

ストレッサーとストレス反応

 

個人にとって、心理的あるいは身体的負担となるような

出来事や要請ストレッサー*1といいます。

 

 

ストレッサーには4種類ある

 

ストレッサーには、大きく分けて以下の4種類があります。

 

  • 物理的ストレッサー  :騒音、高温など
  • 科学的ストレッサー  :化学物質による刺激など
  • 生物的ストレッサー  :細菌、花粉など
  • 心理社会的ストレッサー:人間関係など

 

これらのストレッサーによって引き起こされた心理的な反応、

身体的反応及び行動的反応を、ストレス反応(ストレス状態)といいます。

 

 

主要なストレス反応とは?

 

ストレッサーとストレス反応をまとめて、ストレスと総称しています。

 

ストレス反応には、次のようなものがあります。

 

◇身体的反応

 頭痛、微熱、動悸、胃痛、下痢、便秘、咳、腰痛、高血圧、めまい、

 不眠、貧血、肩こり、息切れなど

 

心理的反応

 集中力の低下、自信喪失、不安、イライラ、気力低下、抑うつ気分、

 怒りやすい、忘れっぽい、楽しくないなど

 

◇行動的反応

 過食、飲酒量・喫煙量の増加、浪費、事故、仕事上でミスが増える、

 欠勤・遅刻が増える、作業効率が落ちるなど

 

こうしたストレス反応が強い状態が続くと、

その人の生活習慣や体質によって、うつ病、高血圧症、胃・十二指腸潰瘍、

心筋梗塞などのストレス病を引き起こす可能性があります。

 

 

ストレスのメカニズム

 

ストレッサーとストレス反応の関係は、

空気の入ったゴムボールを手で押してみることにたとえられます。

 

手で押すことがストレッサー

ゴムボールがへこむことがストレス反応です。

 

押す力が強かったり、押されている時間が長かったりすると、

元に戻りにくくなります。

 

この状態が、ストレス関連疾患です。

 

症状は、ストレッサーの強さや持続時間、

ストレッサーにさらされる頻度や時期などのほか、

受け止め方などによっても変化します。

 

うつ状態うつ病が発症するプロセス

 

ストレス反応が長く続き、悪化すると…

 

まず、倦怠感や不眠などの身体症状が現れます。

次に、イライラ、不安、怒りなどの精神症状が現れます。

 

そして、人に会いたくない、仕事に行きたくない、など

社会的活動性が低下していきます。

 

それにより、うつ状態うつ病になり、抑うつ症状などが現れます。

 

 

重要!3段階で変化するストレス反応

 

ストレッサーに反応すると、

不安や緊張など急性のストレス反応を出す「警告反応期」から、

ストレッサーに慣れてきて乗り越えたように感じる「抵抗期」に続き、*2

さらにエネルギーを使い切ってしまう「疲はい期」へと進みます。

 

この頃には、初期にストレス反応だったものは、

うつ状態や不安障害などのストレス関連疾患となります。

 

 

まとめ

◎「今後のプロジェクトは納期もきついし、人間関係も難しくて

 ストレスだらけだ…」というときの「ストレス」とは、

   ストレッサーのことである

 

◎喫煙量や飲酒量の増加も、ストレッサーによって引き起こされる

 行動面のストレス反応である

 

*1:ストレス要因、ストレス負荷、ストレス原因ともいいます。

*2:ストレス反応の初期(警告反応期、抵抗期)は、まだ解決しようとする気持ちがある