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ストレスとなる職場環境とは

 

みなさん、こんばんは。

愛原 夢音です♪

 

今回は、「ストレスとなる職場環境」について書いていこうと思います。

 

 

メンタルヘルスに影響を与える職場環境とは

 

事業主や管理監督者は、職場環境の改善に

積極的に取り組まなければなりません。

 

メンタルヘルスに影響を与える環境には、

過重労働といった仕事の量や質の調整、

レイアウト上の改善など、

管理監督者がすぐに対応できるようなものがあります。

 

 

メンタルヘルスに影響を与える環境

 

メンタルヘルスに影響を与える環境

作業(物理学的)環境 作業場の環境

有害物質への暴露、騒音、

照明、機器の性能、温度、

レイアウト

勤務上の環境 通勤路、時差、休憩場所、
福利厚生、備品
作業内容・方法 労働時間 長時間労働や過重労働、
休日出勤・深夜勤務
仕事の量

仕事量の多さ、

作業負荷・工程の多さ

仕事の質 不規則勤務、高度な業務、
能力と合わない単純作業
仕事のコントロール

裁量権のなさ、

ペース配分が強制される

技能や技術の低活用 適性を発揮できない、
適性と合わない仕事
責任の重さや役割の曖昧さ

過重な責任、

相反する複数役割

組織環境 職場の人間関係

礼節のない職場、

職場トラブル、ハラスメント

目標や方針の不明確さ

役割、昇進についての

情報がない
自分の仕事の位置が

わからない

ワーク・ライフ・バランス

常態的に行使のバランスが

悪い

職場の文化や風土

さまざまな習慣、

固定化した問題

意思決定への参加

職場の意思決定

参加できない

雇用の安定性 市場変化、リストラ、
雇用契約などの問題

 

 

 

 

労働時間による健康問題の発生

 

長時間労働により睡眠時間が短くなると、

脳血管疾患、虚血性心疾患などの過労死のリスクが高まります

 

睡眠時間の減少は、出張や交代制勤務などの

不規則勤務が多い場合にも起こりやすいので注意が必要です。

 

そこで管理監督者は、部下のひと月の時間外労働の時間や深夜業、休日出勤などを把

握し、必要に応じて対応することが求められます。

 

過重労働が月45時間を超えると、

疾患発症との関連性が現れるとされています。

 

このほか、仕事の裁量権が低いと循環器疾患が、

上司や同僚からのサポートが低いと心血管疾患

多くなるともいわれています。

 

 

残業時間と睡眠時間の関係

ひと月の

残業時間

40 45 60 80 100

1日の

残業時間

2 2.25 3 4 5

1日の

睡眠時間

8 7.75 7 6 5

 

※労働時間8時間、休憩1時間、その他(通勤、食事など)5時間で

 計算した場合の数字です。

 

 

業務と脳血管疾患・虚血性心疾患との関係

1ヵ月当たりの過重労働
(時間外労働)時間
脳血管系・虚血性心疾患との関係

100時間を超える過重労働
(または2~6ヵ月間にわたり、

月約80時間を超える)

強い

 

弱い

45時間を超える過重労働
45時間を超える過重労働

 

厚労省の「労働者の心の健康の保持増進のための指針」によると、

メンタルヘルスケア環境個人両方の側面からの対応が大切になります。

 

 

まとめ

◎仕事の量が少なすぎることは、職業性ストレスになりうる

 

◎脳血管疾患、虚血性心疾患などのリスクは、月の時間外労働時間が 45時間を超えると高まるとされている

◎残業時間による残業代が発生しない裁量労働制の場合でも管理監督者には管理責任があり、 労働時間の管理は必要である